ストラスブールに住み始めて4年目、プー子のドイツ語も4年目!
最初の2年はフィッシャー先生のもと、
順調にA1-1(初心者)を終え、A1-2(初級続き)も終えた。
3年目でホルボック先生に変わって
話す力と聴く力を鍛えられた。
去年の授業はA2-1(初中級)のレベルのはずだったけど
教科書を使わないメソッドで、参加者のみなさんのレベルが高かったから
ホルボック先生は、このクラスはA2-2(中級のはじめ)のレベル、とおっしゃっていた。
授業の難しさは、
A1-1(初心者)
↓
A1-2(初級続き)
↓
A2-1(初中級)
↓
A2-2(中級のはじめ)
↓
B1(中級)... と続いていく。
去年の授業は難しかったけれども、一応最後まで出席した。
かといって、A2-2を終えた気にはならないので、B1は難しすぎるだろう。
どうしようか迷った結果、今年はA2-2に登録することにした。
去年のクラスは、本来はA2-1だったはずだから、その続きということでよかろう。こないだドイツに行ったときも、タクシーの運転手さんと、プー子はドイツ語で意思疎通できていた。
で、先週が初回。
授業は普通にドイツ語だけど、まあ、やっていけるかな...と思った。書かれたものに沿って話していたので、あまり無理はなかった。
今週が2回目。
今週は、2つのテキストに書かれてある情報を総合して話さなければならなかった。前回よりも自由な発話能力が求められる授業だった。
それでプー子は気づいた。
結構な割合のご学友が、普通にドイツ語をしゃべってらっさる!
プー子は、ちょっと難しい文章は、頭の中で組み立ててからでないと、話せない。聞くときも、聞いてすぐわかるときと、ちょっと考えないとわからないときと、考えてもわからないときがある。
ところがご学友のみなさんは、ドイツ語が口をついて出てくる。ドイツ語でポンポン受け答えなさる。プー子みたいに、なんとか意思疎通できるとかいうレベルじゃない。みなさん、淀みなく意思疎通できるのだ! もう大半はドイツ人なんじゃないかと疑うレベルだ。
気がつくと、プー子は最前列に座りながらも
「先生、どうかプー子を当てないでください」と思っていた。
プー子はこんなこと、今までほとんど思ったことがない。
プー子は、くやしい!
悔しいけど、仕方がない。
ここは勇気ある撤退をすべきだ。
授業が終わったあと、プー子は先生に、この授業はプー子には難しすぎるので、クラスを変更しますと言った。先生はプー子に、ドイツ語やって何年目かお尋ねになった。プー子は今年が4年目です、ずっと週1でやってきましたと答えた。先生はすかさず、A2-1を勧められた。
と、いうことで、今年も、A2-1(初中級)をするのだ。
ちょっとプー子は落ち込んだけど、仕方ない! 一歩一歩、着実に、ポコ・ア・ポコ!
決して、去年のホルボック先生のせいだとは思わない。
A2からのレベルは、きっと週1では、1年で終えられるほど簡単じゃないってことなんだと思う。下を向いても仕方ないので、プー子は、上を向く!
と、いうわけで、今日、クラス変更の手続きをしにヨオロッパ大学の事務局に行った。なんとなくクラス変更のためだけに事務局に行くのはシャクなので、今まで通ったことのない道を通ったりして、楽しみながら移動した。
クラス変更は無事に完了。
帰り道も同じようにぶらりと気の向くままに、事務局の隣にある大学付属の植物園に入った。これがなんといいところ!
入り口付近に懐かしい木があると思ったら、日本の紅葉だった。
傘みたいに広がる不思議な木。
温室もあって、むわっとした湿気が気持ちよかった。
ここの植物園は、1〜3月以外は毎日開いてるらしい。なんと無料!
水場があったり、天体観測所があったり、ほんとうに気持ちのいい場所だった。また行こうと思う。
ドイツ語のレベルを下げたことは悔しいけど、人生には回り道も大切なのだと思ったプー子でした。
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