2015-05-30

プー子とゴッホの新作

こんにちは、プー子です。

最近プー子はロランギャロスに通っている。
でも今日は、テニスの話じゃなくて、
このところ世界中で話題になっているあの話について書く。

先日、美術界を騒がせたニュースは、みなさんご存知のことだと思う。
ゴッホの新作が見つかったという話だ。

それが、このたび、フランスで切手になりました。


じゃじゃん!

ごらんのとおり、
モデルはプー族。
なつかしい絵が出てきたもんだわ。



フランス国内から世界中へ
20g以下の郵便物をお届けしま〜す


この絵のオリジナルがみたい人は、プラド美術館に行ってね。






こないだはエミリーがおうちにきたので
野菜のお寿司パーティーをした。


にんじんムース、インゲン豆、蕪でございまーす


野菜のお寿司ってのは、結構イケル。
酢飯と野菜の相性がいいのかしらん


2015-05-25

ボク、バラ園へ行く


ボクです。


昨日の日曜日
サントバンのマルシェに行ったら、
偶然にもフローラに会った。


フローラにあうのは実に3年ぶりで
ちょっと大人になっていた。

ボクはフローラが大好きだから
ばったり会えてうれしい。






サントーバンでは、ほかに、かおりちゃんとカリムとひげの人にも会った。
知り合いに遭う確率がとっても高いのも、トゥールーズならでは!
それともみんなボクに会いたくて来ていたのかな。


さてさて
トゥールーズの薔薇は、今、見頃ですから、写真をお送りしますよ。

サントーバンのマルシェの帰り道
Jardin des Plantesのバラ園に行きました。





ローツライン ローツライン
ローツライン ロット


ローツライン アウふ デア は〜いでん






近くから見ても綺麗で、かぐわしかったけれど、
遠くから見ても、いろいろな色があって、
綺麗だった。
まだ蕾もたくさんあったから
しばらくは見頃です。


バラの花は、
どうしてこんなに花びらがたくさんあるのかな

芍薬と、どっちが多いかな。




ボクはマイちゃんと行ったので、
二人でコラボレエションをして歌を詠んだ。

万緑のなかや 薔薇の花 生え初むる
それにつけても おやつはカール

上の句はボク、下の句はマイちゃん作。


ボクは、昔この公園の近くに住んでいらっしゃった。
だから、だいたいどこでどの花がどのぐらいの時期に咲くか、把握していらっしゃる。

こうやって、ああ今頃はあの花が咲いているなあと思って
それを見に行って、ぶらぶら楽しんで、季節を胸いっぱい吸い込んで、
そういう時が、ボクは、団子を食べているときの次に、一番幸せです。




このところのトゥールーズは
また少し暖かくなってきている。


もうすぐ結婚式なので、ミカちゃんは
お天気を気にしている。
今のところ、高気圧が近づいてきている


木陰で休むボク。
プー子ちゃんは、まだ寝ていたので
ボクだけがお外に出てきた。

ボクだけがバラを見に行ったことが
プー子ちゃんにバレると怖いので、
ボクは黙っておこうと思う。
沈黙のプー
セガールじゃないよ



梅花空木は、咲き始め。
この花が開き切ったら
もう完全に初夏だ。

こういう清楚な花は、
茶花にしてもいいなあと
茶人のボクは思った。




この花は何という名前なんだろう

とても控えめで、可憐で、
ボクはたいそうお気に召した。











この夏、ボクたちは、またお引越しをすることになっている。
トゥールーズを遠く離れることになりそうだ。
だからボクは、おさみしい。

新しい街に行って、新しく知り合いを作るのも大変だけれど
それよりもなによりも
ボクはトゥールーズという街がたいそう好きなのだと思った。

2015-05-22

ボクたち、カオリちゃんの卒業コンサートへ行く


こんばんは、ラジオをお聴きのみなさん、ボクです。
元気ですか。ボクはお元気です。

今日は、カオリちゃんの卒業コンサートがあった。
そつぎょ〜だけがー 理由〜でしょうかー

2会場に分けて行われた。

まずは、13時からサンセルナン教会。
かおりちゃんの持ち時間は13時から13時半までだという。
実は、今週末はピエールおじさんがパリへ行くので
ボクたちは駅までお見送りにいかなくちゃいけない。
そのパリ行きの電車が14時発なので、
ボクたちは13時25分ぐらいまでコンサアトを聴いてから
そっと会場を抜け出そうと思った。


サンセルナンの内部。

もうすぐPentecôte(精霊降臨)だからか
柱にタペスリーが飾ってある。
重そうなタペスリーなので、
ずいぶん強力な糊を使っているんだろう

Pentecôteは、パンナコッタを食べる日だ。
パンナコッタを食べて、ナンテコッタと言うのだ。
植木鉢は、テラコッタ。
宿題なんて、ヤナコッタ。

ボクたちは、13時25分までしか
居ることができないのに
お昼ご飯の親子丼に気を取られて
10分遅刻してしまった。

でも試験はまだ始まっていなかった。

試験監督の先生が話し出したのが、13時20分で
話し終わったのが13時25分だった。
試験の時間もだらだら遅れる、おフランス。

ボクたちは結局、サンセルナンのコンサアトは
聴くことができなかった…



それから駅で
ピエールおじさんのお見送り


最近のフランスは、テロ対策とかで
大きな銃を持った迷彩服の人たちが
のっしのっしと歩いている。

この写真を撮っていたとき、
そういう人たちが蕎麦を通った。
彼らは、ボクを見て微笑んでいた。

ボクは、誰でも笑顔にする力をお持ちである。
えっへん



ピエールおじさんを見送ったあと、
また急いで次の会場へ。

今度こそコンサアトが聞けたらいいなあ

14時45分からの会場は、
サンテティエンヌ大聖堂です。


神妙に聴くプー族


この会のコンサアトはまるごと聴くことができた。
コンサアトは現代曲のオンパレードだった。
よく考えると、かおりちゃんはこの6年間、結構いつでも
現代曲が好きって言っていたなあ。

ボクは最後の曲がお気に召した。
出だしに低い音が ガー ガー ガー って鳴るのが
おばちゃんのイビキみたいだった。
それからいっぱい展開していって、いっぱい色が変わっていった。

オルガンってのは本当に不思議なもんで、
弾くところが高くて遠くて見えない所にあるので
どこで誰が弾いてるんだかよくわからない。
教会中に響き渡る音をひたすら聴くのだけれども、
どこを見ていいのかわからない。
ちょっと電子音楽みたいだ。
ボクは、目の前に座っていたアイさんの髪型を見ていた。

コンサアトのあと協議と面接と昼寝が行われ、
カオリちゃんは、無事にいい点数をとって合格した。
よかったよかった。




サンテティエンヌ教会の祭壇は
ちょっと変わっていて、
なんのモチーフなんだか、よくわからない。
イサクの犠牲のような気もするけど
どうなんだろう




2015-05-02

ボクとメーデーとアルカション

こんばんは、ボクです。

きのうは5月1日で、メーデーだった。
フランスでは、この日は、クリスマスと同じぐらい、たくさんの店が閉まる。
トラムもバスも動かなかった。
ボクんちはトラムの沿線なので、きのうは1日静かだろうと思っていた。

ところが、朝、コンコンコンコンという音がするので、目が覚めた。
定期的に鳴っていて、結構やかましかった。
小動物の動く音だと、ボクは、直感的におわかりになった。
もしかしたらネズミかもしれない…どうしよう こわいなあ いやだなあ
と思っていたら、なんと、
窓の外で、シジュウカラがひまわりの種を割っている音だった!!

ボクんちは、去年の秋口からずっと、小鳥の餌を置いている。
けれどもずーっと小鳥は来なかった。ボクは、諦めていた。
今日は5月1日で、メーデーで、うるさいトラムがいないから、やってきたのだ!
ボクの小さなお胸は感動でいっぱいになった。
メーデーばんざい。

メーデーが終わった今日も、小鳥が続けてやってきていたので
今後も続けて来て欲しいと思う。


今日のよる
ズッキーニのお寿司を食べた。
おいしかったけど、
鮨米がちょっと硬かった。












今日はミカちゃんとピエールおじさんが、アルカションに行って、
その帰りに、アルカションの近くにある鳥の楽園に寄るといっていたので、
ボクも鳥の楽園なるものを見てみたいと思って、同行した。

アルカションまで、旧フランス国鉄のSNCFで行く予定だった。
ところがどっこい、今朝、駅についてみると
駅が工事中なので、途中の駅までバスで行けという表示があった。
買った切符をよく見ると、たしかに
途中までバス、途中から電車、と書いてあった。
つまりバスと電車の切符だったのだ!
普通ならアルカションまで1時間で行けるはずなのに
乗り換えのせいで、1時間半かかることになった。
やれやれ

びっくりしたことに、ボクたちの乗ったバスは
高速道路を通らずに、下道をひたすら走り続けた。
アルカションまでは高速道路があって
それを使えば、通常の所要時間の1時間でアルカションまで行けるはずなのに
なぜわざわざ時間のかかる下道を通るのか、ボクには理解ができない。
バスは、くさかった。

さらにびっくりしたことに、ピエールおじさんに聞いたら
このバスと電車の切符は、通常料金と同じ値段だという。
より疲れて、より時間のかかる手段を取らされているのに!
ボクは、これはいい商売だと思った。
切符には、一等席と二等席の区別があったけど
バスの中はぜんぶ同じ席で、なんの区別もなかった。
ボクは、これは商売になると思った。




やっとの思いでたどり着いた
アルカションは、雨だった。


ひたすら、雨。

それで、ピエールおじさんの
おじいさんとおばあさんのおうちで
ご飯だけ食べて、
鳥の楽園は次回ということになった。
ボクは少しかなしかったけど、
バスは御免だし、うちにはもう
小鳥が来てくれているので、
まあいいやと思った。




帰り道のバスは、なぜか高速を通ったので、わりと早かった。
けれどもボルドー駅まで送り届けてくれるはずが、その少し手前で降ろされて
ミカちゃんはブーブー言っていた。
ボクは、やっぱりこれは何かの商売になると思った。