2010-07-31

ボク、アルハンブラ宮殿に里帰りする

6月、ボクたちはモロッコ経由で南スペインのアンダルシアを旅した。
アンダルシアは、白い壁、青い空、オレンジにひまわりが咲き乱れて、まるで楽園だった。なだらかな丘が続いて、のんびりした素敵なところだと思う。
首締め強盗が流行っていると聞いていたから、身長18センチのボクなんかどうなるかと思ったけど、全くの思い過ごしで、治安はよかった。以下レビュー。

これは、モロッコから海を渡るボク。風が強くて耳が飛びそうだった。
海を渡って国境を越えるなんて、かつてボクが函館からアメリカへ密航したとき以来だから、一体何年ぶりなんだろう。海を越えるってのは、耳がジンジンしたりして、なかなか生半端なことじゃない。

DSC06750
Originally uploaded by mikans100




こちらはグラナダ。アルハンブラ宮殿に、4年ぶりに帰宅した。
アルハンブラ宮殿は、大きな建物が3つと、他に庭や池があって、それを全部ひっくるめてアルハンブラ宮殿という。
ちなみにここの内側は巨大な2LDKになっている。プールも完備。
アルハンブラっていうのは、アラブ語で、「プーちゃんばんざい」という意味です。
はい、みなさんご一緒に、はい、テムポよく。アルハンブラ、はい、きびきびと。今日から挨拶は、アルハンブラ。

DSC06843
Originally uploaded by mikans100



これも、有名な建物ね、あれね。あの。水の色が奇麗ですね、夢のようですね、ね。

DSC06925
Originally uploaded by mikans100



かれこれ10年ぶりの帰宅なので、感慨に耽るボク。といっても今回はお忍び。本当はこのときボクは、ニューヨークで執筆活動をしていることになっていたんだ。獅子の庭にて。

DSC06872
Originally uploaded by mikans100


とにかく、とっても大きくて、とっても奇麗で、眺めも抜群で、ボクは開いた口がふさがらなかった。きっと一日いたって飽きないよ。朝日のなかのアルハンブラは最高に美しくて,ボクは何回でも来たいと思った。

外からみるとこんな感じ。夕陽にそまって、ああとても奇麗。窓からボクの妹が手をふってるの、見えますか?

DSC07016
Originally uploaded by mikans100



夜景もいい。グラナダってのはまあ中型都市なので、アルハンブラのライトアップと街明かりの両方が観られる。きっと旅番組だと、キャスターが「きゃ〜♥」って言うんだ。

DSC06798
Originally uploaded by mikans100


「きゃ〜♥」


アンダルシアは他にも色々あったんだけど、グラナダの印象がとっても強かったので、もうこの辺でおしまい。

2010-07-24

新シリーズ!名探偵プー

朝、おきたら、植木鉢が消えていた。
今まで大切に育ててきたローズマリーとミモザが消えていた。

1階(日本でいう2階)にあるうちの窓先に置いてあったのだけど、
落ちた様子もなければ、中庭に出ていったのでもない。
受け皿だけ残ってる。

DSC07717
Originally uploaded by mikans100



これはゆゆしき事態である。
なんてったって、このローズマリーとミモザは、プーズガーデン・アネックス。
ボクは、とってもとっても大切に育ててきたというのに!!

そういうわけで新シリーズ。名探偵プーがゆく。

はりこみ隊員、丁稚のウィニー。

DSC07727
Originally uploaded by mikans100



名探偵の右腕、世界のアイドル、プー子。

DSC07724
Originally uploaded by mikans100



そして我らが名探偵、プー。

DSC07720
Originally uploaded by mikans100



「プー子くん、これは迷宮入りだよ」

2010-07-17

プー子、革命記念日の花火をみる

今週の水曜は、きゃとーずジュイエ だった。
フランス語で7月14日という意味で、つまり1789年にバスティーユ襲撃のあった日で、それを祝うために革命記念日になってる。たぶんフランスで1番おおきいお祭り。パリのが有名だけど、フランス各地で花火があがって、おばか騒ぎがくりひろげられる。
プー子も、フランス人がどこまでバカになるのか見たくて、偵察にいった。

フランスではふだんから日曜は百貨店さえ休むのだから、もう革命記念日ともなると街はがらんどう。お昼過ぎから、家のまえを歩く人は、不気味なくらいみんな同じ方向にむかってく。

DSC07630
Originally uploaded by mikans100



キャピトル広場もフランスの国旗ばかり。ちょっとどんより空。
ここの国旗を取り付けたあとのクレーン車までそのまま放置されてた。最後まで片付けなさいよ!

DSC07631
Originally uploaded by mikans100



道なりに歩くと、いわゆる目抜き通り、ジャンジョレス通りに出た。ここはものっすごい人!ホコ天イカ天イソベヤキ。この辺のお店は開いていて、みんな店先でビールを買って飲んでる。今年は12万人の人出だとか。人で人で、歩けないくらい。

DSC07653
Originally uploaded by mikans100



そこかしこに音楽団。イケメンジャズバンドを発見!プー子も、ついつい長居しちゃったわ。でも拡声器で歌うってどーなの??

DSC07649
Originally uploaded by mikans100



夕方には顔で売ってるようなアイドル歌手のステージがあったあと、夜10時半から花火があがった。
日本の花火とちがって、大音量で流れるポップスにあわせて どんどん花火があがる。
たーまやー なんて言ってる余裕はない。

DSC07691
Originally uploaded by mikans100



どんどんパンパン 迫力あった。プー子の小さなお胸はドキドキした。これこそ夏よね。水ようかんが食べたくなった。新しい浴衣もほしい。
夏がおわっていくんだと思った。

DSC07692
Originally uploaded by mikans100



ところでどうして革命記念日には、特別なお菓子がないのかしら。プー子だったら、奇麗な色のゼリーをすすめるわ。ソワレのゼリーポンチみたいなの。トリコロールにして、商標登録して、大々的に売り出すの。シロップの種類を変えられるようにして、ヴァリエーションもつける。ゼリーで足りない人は、ドーナツ付きのセットも頼めるようにする。ビールにもあうように、微炭酸ゼリーにする。シャンパンゼリーなんてどうかしら。食べたいわ、食べたいわぁ

2010-07-14

プー子、モロッコをゆく

6月の中ごろ、プー子たちはモロッコを旅した。

モロッコといっても、いたのはほとんどマラケシュ。
南の方の古い街で、壁が赤い土でできているから、赤い街と呼ばれている。アトラス山脈がすぐ近くにあって、そのむこうはサハラ砂漠だから、とっても暑くて乾燥していた。お肌のお手入れが大変だったけど、プー子は若くてぴちぴちしているから、持ちこたえた。

マラケシュってのは不思議な街で、旧市街は迷路みたい。行った道を戻るのも難しい。日差しがとってもキツいから、狭い路地にはゴザみたいな屋根がある。

DSC06542
Originally uploaded by mikans100



車もロバも馬も働いていた。働いていないのは、観光客とモロッコの男性ぐらい?

DSC06519
Originally uploaded by mikans100



マラケシュでは、もう亡くなっちゃったけど、プー子のお友達のイヴ・サン・ローランのお庭に行ったり

DSC06353
Originally uploaded by mikans100



アトラスの渓谷に行ったり

DSC06495
Originally uploaded by mikans100



ザ・モロッコ!て感じの古い宮殿に行ったりした。

DSC06552
Originally uploaded by mikans100



もちろんミントティーも沢山飲んだ。とっても甘いの。

DSC06250
Originally uploaded by mikans100





だけどプー子、マラケシュにいた間は、少なからず胸が痛んだ。
街中には親切に見せかけてぼったくろうとする人が多くて、客引きがとてもひどかったし、観光客はかたまって歩いて、すごく失礼な目でじろじろ見てるし。同じ街なのに、全く違う人たちの全く違う世界があって、悲しかった。

DSC06523
Originally uploaded by mikans100



でもそれは昼間のはなし。
夜になるとすごいのよ。フナ広場という大きな広場があるんだけど、ここに屋台が沢山出る。わいわいがやがや、とっても陽気で賑やか、もう観光客もへったくれもない。たぶん。

DSC06711
Originally uploaded by mikans100


なんでもかんでも行き来しちゃう広場で、プー子、踊るヘビもみたわ。しかも信号が一個もないの!カオス!プー子も走った!ノーヘルでバイク二人乗りしちゃった!ひゅーほー!


DSC06537
Originally uploaded by mikans100


これはジンセンっていう生姜のあまーい飲み物と、これまたあまーいモロッコのお菓子。


なかなか難しい国だと思ったけど、やっぱり楽しかったわあ
中には、ほんとうに親切にしてくれた人もいたし、そういう心温まるの、プー子好きだわ。いわゆるプー子の家族に乾杯、よ。
あーあ、しばらくはいいけど、またいつかそのうち行きたいな。今度はフェズに行きたいわ。



DSC06394
Originally uploaded by mikans100


おまけ。これはイブサンのお家のジュース。とってもおいしかった。