2012-11-26

プー子のイヤリング

こんにちは、プー子です。

トゥールーズ近景。


これは10日ぐらい前の写真、
このころ見頃だった黄葉も、今は終りかけ。



街中はクリスマスのライトアップ準備が始まっている。
ホコ天のアルザス・ロレーヌ通り、
今年は、頭上にびっしり電球が用意されている。
今週中には点灯されるかしらん
きっと綺麗でしょう。



お店のショーウィンドウも、冬使用。



いたずらされる、像。






秋で、すっかり気取るお兄ちゃん。
BGMはイヴ・モンタンの枯葉か、チャイコフスキーの秋の歌か。
最近、新作『老いたウェルテルの平穏』を書き終えたらしい。















ミカちゃんは最近、6年がかりのロンブンを書き終えたらしく
ちょっとヒマそうにしている。
家にいる時間が多いので、プー子は、一緒に家事を手伝う。
包丁を研いだり、ナイフを研いだり、
砥石を包丁で研いだり、している。
リンゴをむいてもらうあいだ、
扉を閉めたり閉じたりしている。


それでお手伝いポイントをかせいで、
プー子は、イヤリングを作ってもらった。
イヤリングは、少し痛いけれど、大人の気分。

 


イヤリングをしていると、
髪型を整える、
お洋服に気を遣う、
身だしなみをきちんとする。
そうやって、小さなレディーが出来ていく。

そう、プー子はレディー。



お礼に、お兄ちゃんとミカちゃんを
K2の冬季登頂に誘ったけれど、なかなかウンと云ってくれない。
みんなで登ると楽しいのにな、K2。


2012-11-13

ボクとブラームスとドヴォルヂヤーク

ボクです。
来月、日本からおばちゃんが遊びにやってくる。
それでプー子旅行エージェンシーに企画依頼があった。

プー子ちゃんは手際よく、小旅行やレストランの予定を立てている。
今回のおばちゃんの依頼のひとつに、音楽鑑賞というのがあるそうだ。
それでプー子ちゃんが見つけてきたのが、
イヴァン・フィッシャー君が振る、ブダペストフェスティバルオケのコンサアト。
演目は、ドヴォルヂヤークとバルトークだ。

http://www.grandsinterpretes.com/concerts/budapest-festival-orchestra/

プー子ちゃんは、早速、おばちゃんに、メールを送った。

おばちゃんは、早速、プー子ちゃんに、返事を書いた。

「ブラームスね、席を取っておいてください」


!!!

ブラームス!
どこから出て来たブラームス!
何処へ行った、ドヴォルヂヤーク!

ボクは、人の間違いを指摘することが、とても好きだ。
揚げ足をとるのは、最高に楽しい。
けれども言い過ぎては、周りから
「プーちゃんったら可愛い顔をしてひどいことをいう」
と思われかねないので、
こういうことは適度にしなければいけない。

それでボクは人に吹聴したいけれども、あんまり言ってはいけないと思って
エセル卿に言って、ピエールおじさんに言って、
エミリーんちのカエル氏に電話して、ラビに電報を打って、
ミチ子ちゃんに手紙を書いて、道に張り紙を出したぐらい。
それからプー子ちゃんと、「新世界を作ったブラームスです」ごっこをした。
最後にこのブログに書いて、あとはボクの小さなお胸にこっそり秘めておこうと思う。

2012-11-11

プー子とお誕生日と植木鉢

こんにちは、プー子です。
今はプー子のお誕生日祭の真っ最中
11月12日が本当だけれど、
プー子のお誕生日は10日間続くので
2日からやっています。


(バカボンのパパの仮装をするお兄ちゃん)


ケーキも沢山食べた。
定番のチョコレートケーキ、オペラ(Opéra national de Bonbonnière)とか
メゾンピロンのフルーツたっぷりのケーキもおいしかった。
中にお米の入ったクリームがあって、
初めての食感だったけれどツブツブが美味しかった。
先輩のチーズケーキもおいしかった。
 


そのように楽しいお誕生日の毎日だったのですが
昨日、辛いことがあった。
朝おきたら、ベランダに置いていた植木鉢が3つともなくなっていた。
 

うちのアパートは道路から1.5mくらいの高さにあるけれど、
しっかり手すりが付いているから、まさか盗られることはないと思っていた。
犯人は相当な乱暴をして盗ったのだと思う。
ベランダによじ上ったのかもしれない。
道路には土が散乱していて、盗られていたときの暴行を物語っている。
 


なんてひどい!
盗られた植木鉢の1つは最近買ってきたヒースで、
偶然にも大家さんと同じ日に買った同じヒースだから
大切に育てましょうね、と話していたもの。

あとの2つは、1年半前にSt.Aubinのマルシェで買った観葉植物。
3種あわせて買った。それぞれ名前も
「チビ」「お蔦」「みどりさん」と名付けた(お兄ちゃんが)。

(左から、みどりさん、お蔦、チビ。去年の秋頃の写真)



これはチビ。
チビは昨冬の寒さにやられて逝ってしまったけれど、お蔦と みどりさんは、チビの分も、すくすく育っていった。












プー子たちは、毎日眺めていても飽きなくて、新しい黄緑の葉が輝いているのをみつけると、とても嬉しかった。
旅行に出るときは、いつも
彼らに陽が当たるように配慮していった。
みどりさんはデリケートな子だった。





お蔦は最近大きな鉢に植え替えて、
日増しに大きくなっていっていたところだった。


普段は室内に置いているけど、
たまに日光に当たるようにベランダに出してあげる。



そうしていて、一昨日の夜、盗られた。
叫び声もあげられず、じたばたする手足ももたない
植物に乱暴を働くなんて!!!
お兄ちゃんは泣いていた。
犯人、ゆるせない!







プー子たちは、犯人を見つけたら、見つけたら、
うんと罵ってやる!

それでお誕生日の途中だけど、
昨日のプー族会議の結果、プー子たちは喪に服している。
3日間は葉っぱは食べないことにした。

お誕生日期間中に不幸が起こるってのも
長く生きていたら、そういうこともある。
だけれど悲しいです。

室内に居たころのみどりさん。
外に出さなければよかった…


ピエールおじさんが、次は
防犯対策をすると云ってくれたけど
まだ新しい植物を迎える気にはなれない。