一時帰国のあいだは止まっていた時間が、
トゥールーズに帰ってきたら、また流れ出した。
帰ってきたら、もうすっかり秋。
カボチャ、葡萄、イチジクなんかがとおっても美味しい。
朝晩はだいぶ肌寒いけど、日中は暖かい。
秋晴れのサンセルナン教会。
マルシェのチーズ屋のお兄さんは、
「プー子ちゃん、お早いお帰りだね」といって
迎えてくれた。
お兄さんは最近、事故で指を切っちゃったらしい。
早くよくなってほしい。
薬屋のおばさんは、
「プー子ちゃん、時差ぼけはもう治ったかい?」といって
プー子の健康を気遣ってくれた。
そして何よりのビッグニュースは
マルシェのリンゴ屋のお姉さん。
彼女は、ぶじ出産をおえていた。
彼女は、ずーっと一人でリンゴを売っていたけど
去年の暮れぐらいから、無愛想な彼氏が手伝い始めた。
あれよあれよと言う間に彼女のお腹は目立つようになり
夏はさらにお手伝いの女の子が増えて、
しまいにゃご両親まで手伝いにきた。
彼女はギリギリまでお店に立っていて、
プー子たちお客さんもみんなで、無事の出産を祈っていた。
予定日は9月11日だったので、プー子たちが
日本に向けて旅立つ頃、生まれたのかもしれない。
元気な男の子で、母子ともに健康だそうです。
ああ、ご近所の歴史に立ち会ってる気分だわ。
こういうのを通して、ここに住んでるって思う。
そして哀しいかな、
こういう感覚は、もう日本に帰ってもありません。
そんなこんなでフランスも4年目突入、
プー子、ガンガリます。
ところで余談だけども
プー子は、札幌で食べた
ホッキのお寿司が忘れられない。
乳白色で、コリコリしていて、とおっても美味しかった。
お寿司に乗って、ああ絶品だった
また今直ぐにでも食べたいなあ
プー子とラビさん、と、トトロさん
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