2012-10-22

ボク、フランスの田舎に住みたい

今週末、ボクたちは、エミリーのご両親のおうちにお呼ばれした。

トゥールーズから車で45分、Montesquieut-Volvestre
(モンテスキュー・ヴォルヴェストゥル)という村のはずれです。
とても静かな、田舎です。

ボクは、とてもいいところだとお思いになった。

オウチは、お庭がとても広くて、野菜がいっぱい、樹がいっぱいだった。
エミリーのご両親は、ここで野菜の有機栽培を楽しんでいるそうです。

カボチャの季節なので、カボチャがゴロゴロしていた。
ボクが乗っているのは、フランスのカボチャで、ポチマロンといいます。
他に日本のカボチャもあった。
なぜ日本の品種がフランスにあったのかは、ここには書けない。

秋です。たわわです。
有機栽培ということは農薬を使っていないということなので
お庭には、小さな虫が沢山いた。みんな呑気だった。
プー子ちゃんの後ろの枝が黄色いのは
小さな苔が沢山あるからです。秋色です。

エミリーとボクたち。


りんごの樹が沢山あった。
これは、 蜂を捕らえるための罠らしい。
中の蜂が、プーちゃん出しておくれようと言ってきたけど
ボクはどうしようもできないし、
逆にこうやって罠を作ればいいのかと勉強になった気がした。
 










苗床です。
下にある黄色いのはお化けズッキーニで、
大きくさせて、来年撒くための種をとるためらしい。











写真には写っていないけど、エミリーが生まれたときに植えたという
松の木があって、ずいぶん背高ノッポに育っていた。
椿もあったし、桜もあった。三椏まであった。池もあった。滝もあった。
葉っぱは赤や黄色に色づき始めていた。
村はずれなので、周りに家はなくて、とても開放的、静かで落ち着いていた。



お昼ご飯は、トゥールーズ名物のカスレをいただいた。
鴨のコンフィとか豚ソーセージを白インゲン豆で煮込む料理だ。
白インゲン豆は、カスレに最適といわれるタルブ地方の豆haricot tarbaisで、
おまけにお庭でとれたものだから、最高に美味しかった。 
ちょっとトウモロコシみたいな甘さがあった。
お腹がとても一杯になった。

素敵な素敵なおうちは、改築を重ねているらしく
冬は暖かくて夏は涼しいんだそうだ。 
ちょっと、長野にある、知り合いのペンションを思いだした。
庭に出る扉はガラス張りの部分もあるのに
夜中は鍵をかけるだけで、安全らしい。




消化のために、ボクがお昼寝をしているあいだ
プー子ちゃんは、近くの散策に連れて行ってもらったそうだ。
丘があって森があって、空気が美味しかったそうだ。
キノコも採ろうと思ったら採れるらしい。

ボクの知ってるかぎり、フランスの田舎というのは、
日本の田舎に比べて、景色が開けている気がする。
なだらかな丘続きが多いので、眺めがいい。
そこで深呼吸すると、大変きもちがいい。



ボクも、ここに住みたくなってきた。











だけど、エミリーのご両親ちに住むわけにはいかないから、
お隣さんにでもなろうと思う。

ボクも、村はずれにオウチを買って、改築して、
有機野菜をつくって、夏はダラダラ、冬はゴロゴロして過ごしたい。
暖炉と床暖房も、忘れてはいけない。
冬は、少しは雪が降るというから、ボクは雪はイヤなので
ボクのオウチは、全体的にビニールハウスで囲むことにしておこう。
蜂の罠は、エミリーのお父さんに作り方を教えてもらおう。

ボクは思い立ったら行動が早いので、
エミリーんちのカエル氏に頼んで
この辺の不動産を紹介してもらう手はずを付けておいた。
来週ぐらいには、ボクの快適田舎生活が始まることだろう。

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