2018-12-14

プー子、事件後のマルシェ・ド・ノエルに行く

こんばんは、プー子です。

火曜の夜にストラスブールを震撼させた乱射事件は、
木曜夜の犯人制圧によって、一応の解決をみました。
プー子は、射殺という言葉はあまり好きではないので、制圧と言います。

プー子たちは、実に、火曜から木曜まで、恐怖の時間を過ごしていた。
なんてったって、火曜の犯人の最後の目撃情報がうちのすぐ近くだった。
水曜はプー子たちは外出しなかったけど、
仕事に行ったピエールおじさんが帰り道で、大掛かりな警察の作戦を見たそうだ。
そして木曜には、うちの目の前の広場で犯人の目撃情報があって、
特殊警察が出てきて道路を閉鎖していた。それでも見つからなかった。

もしかして犯人は、うちのすごく近くにいるんじゃないかと思うのに
十分すぎるほどの理由があった。

そして昨日、木曜の夜、再びうちの地区の上空をヘリコプターが飛んだ。
これが犯人制圧の作戦のひとつだったらしい。
特殊警察が犯人に似た人を見つけて、質問をしたところ
銃を撃ってきたので、反撃した、ということだった。
現場はうちから歩いて5分ほどのところ。
やっぱりというか、犯人は、うちの地区に潜んでいたらしい。
あな おそろし。

犯人とはいえ、人が亡くなって終結するのは、なんとも後味が悪いとプー子は思った。

それにしても、広場での目撃情報といい、制圧の瞬間といい、
犯人は結構この辺を出歩いていたということかしらん。



今日、プー子は用事があったので、早速、中心街に行ってみることにした!
暗い時間に行くのは怖いので、お昼12時半から14時まで。
明るい時間にちゃっと行って、ちゃっと用事を済ませて、ちゃっと帰ってきた。



今日からマルシェ・ド・ノエルは再開しています。でも夜8時に閉まります。人は、事件前に比べて、とても少なかった。プー子は、今年もヴォージュ山脈の飴ちゃんを買った。


乱射事件のあった現場も通った。
花束とキャンドルが所狭しと並べてあった。この寒い冬の日に、こんな路上で、見ず知らずの人に撃たれて亡くなるなんて、なんと無念だっただろう。

今日の発表では、死者は4人になったそうだ。




現場の近くにある花屋さんは、忙しそうだった。
マルシェドノエルでも、キャンドルがたくさん売られていた。
商魂...??


そういえば、昨日の夜、制圧現場には、犯人制圧直後に内務大臣がやってきた。
亡骸を確認しにきたじゃろうか?

そして今日は、エマニュエル・マクロンが
ストラスブールのマルシェ・ド・ノエルにやってきているらしい。
それでまた道が閉鎖されたそうな。
これも、商魂...???





とにかく今日は、
途中で何回も銃を持った警察隊を見た。
10人とか12人ぐらいのチームで、ぞろぞろ歩いていた。

なーん年も前に、プー子が初めて、銃を持った警察隊を見たときは、2人1チームだった。それがこの10年ぐらいで、3人になり、4人になり、そして今回はなんと大所帯!

プー子は、ああいう武装した人を見ると、怖いなあ銃が暴発しないかなあと思うけど、今回はちょっとだけ、こういう人たちの近くにいる方が安全なんじゃろうかという思いが頭をよぎった。




クレベール広場にも、たくさんのキャンドルと花束が添えられていた。


犯人制圧によって、この事件は一応の解決を見たものの
もはやストラスブールのマルシェ・ド・ノエルは
今までのとは違うものになりにけり。
恐怖が去って、今、ストラスブールの街が感じているのは、悲しみです。

以上、現場からプー子がお伝えしました。



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