先週末、ボクたちはパリに行った。
ミカちゃんが勉強会だというので
ボクたちは便乗会だった。
そういえば2年前の11月も、パリに来た。
あのときの週末もフィギュアスケートのフランス大会で
ボクたちは浅田真央とキムユナ直接対決を観たのだった。
キムユナのボンドガールが完璧だったのを覚えている。
こういう書き方をすると、いかにも今年のフランス大会も
ボクたちは観戦してきたかのようだけど
ボクたちは今年のフランス大会は観ていません。
何をしたかというと、おのぼりです。
以下は有名な晩秋パリ七景。
ルーブル美術館のピラミッドとプー族。
ここでモモケンさんと待ち合わせて、装飾美術館に行った。
装飾美術という、あってないようなテーマの美術館だった
家具も展示してある、ボクの書斎のイームズチェアもあった。
そして夕暮れのエッフェル塔。
凱旋門の真下からシャンゼリゼを見る、真夜中のプー族
逆にコンコルド広場から凱旋門を見る。
「まずコンコルドに立てば、凱旋門より流るるシャンゼリゼなり」
と、奥の細道にも書いてある。この本は、ボクの最新作です。
コンコルドにはもうクリスマスの市がたっていた。
待降節にはまだ早いけど、観光客がいるから立ててるんだろう。
クリスマス市や 観光客が 夢のあと
ラファイエットのライトアップとプー族。
ちょっとルミナリエみたいだ。
パリは人が多い
都会なので、疲れるけど、楽しい
まるで東京ラブストーリーの赤名りかだ。
だけどボクたちは人ごみに慣れていないので
土曜の朝は、静けさを求めて
ヴァンセンヌの森にも行った。
森路来て なにやらゆかし ミニーム湖
今年はまだ寒くなりきらない、晩秋の巴里十景でした。
生きて世に また見んことの難しいわけじゃないけれど
悲しからまし 暮れゆく巴里
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ところで、ひとつ面白いことがあった。
パレロワイヤルをお散歩していたとき
マークジェイコブズの前を通りかかったら
中にいた巨大クマが、プーちゃん一緒に写真を撮ろうと言ってきた。
気分のいいボクは、応じようとした…
ところがお店のお姉さんがボクに気付いて
「きゃあプーちゃんだわ!いらっしゃい!!」
そういうわけで
お姉さんに連れられて
ボクは巨大クマの腕に乗って、記念撮影。
店員さんたちは店じまいも忘れて
ボクに夢中で、笑顔が溢れていた。
まったくフランスの人は強引だなあ
プー子ちゃんもミカちゃんもモモケンさんも
パレロワイヤルの廊下に居て、
ボクだけマークジェイコブズの店内に入っちゃったぜ
ボクはむしろ、呆気にとられた三人の顔を
店内から写真に撮りたかった。
そうそう、
ジャクマール=アンドレ美術館にも行った。
今、フラアンジェリコ展をやっていて、これがとてもよかった。
この美術館は、昔の趣味のいいお金持ちのコレクションと邸宅を
そのまま活用している。
フラアンジェリコとはボクのことで
ジャクマールというのもボクのことだ。
「やあこんにちは、あるじのプーです
まあ、寛いでいってよ」
ボクはあるじなのだけど、展覧会の写真撮影は禁止なので
フラアンジェリコ展のよさはお届けできない。
ご自分で行ってください。
久しぶりのパリは、なんだかとても楽しかった。
これでボクたちは、長い長いパリシンドロームから抜け出たような気がする。
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