2017-08-17

プー子たちの夏休み ヘルシンキ編

こんにちは、プー子です。
この夏のフィンランド旅行のことを書きます。

日本旅行のあと、プー子たちはフィンランドに行きました。
今年の夏はフランス→日本→フィンランド→フランス、と飛行機に乗りました。これぞ夏の大三角!

プー子はフィンランドに行くのは初めて。お兄ちゃんは3回目だそうですが、前の2回は冬の北極圏だったので、夏のヘルシンキは初めてらしいです。

今回はとにかく、夏のスカンジナビア半島の自然の中でリラックすしよう!というのが目的でした。結論からいうと、フィンランドは本当にいいところじゃった。





まずは、ヘルシンキ!

この真っ白の綺麗な建物は、ヘルシンキ大聖堂です。フィンランドの国教はルーテル派です。うちのお兄ちゃんは曹洞宗の僧侶です。






フィンランドは、フィンランド語とスウェーデン語が公用語です。
標識はすべて、フィンランド語&スウェーデン語。あるいはフィンランド語オンリーだった。つまり、英語表記なし!

フィンランド語は、ウラル語族で、他のヨオロッパ言語とは全く違う。だから、何を書いているのか、サッパリ推測できない。スウェーデン語は、ちょっとドイツ語に似ているから、ドイツ語勉強中のプー子は、たまにスウェーデン語から、意味を理解した。フィンランド語は、ちょっと、笑っちゃうぐらい訳わかんない。

フィンランドの人たちは、ほぼ全員が英語を流暢に話せたので、コミュニケーションには困らなかったけど、書き言葉がわからないのは、ちょっと苦労した。






フィンランドの食事は、ライ麦パン。硬くて、ちょっとすっぱい。結構しっかりお腹にたまって、これはこれで美味しかった。腹持ちがいいです。






ヘルシンキ名物、サーモンクリームスープ。サラサラのクリームスープの中に、サーモンの切り身とジャガイモがごろごろ。上にはかならずアニス。クリームが濃すぎず、素材の味が生きていて、おいしかった。
とにかくサーモン!
赤玉ねぎは、ちょっと甘めのマスタードで煮てあって、おいしかった。

このほかにトナカイ肉も食べた。ジビエみたいだった。

シナモンロールは、毎日食べた。どれもシナモンがしっかり効いていて、パンの柔らかさも絶妙で、おいしかった。


フィンランドのコーヒー消費量はすごいらしい。みんなコーヒーが大好き。
たしかにシナモンロールやアップルタルトとコーヒーの相性は抜群!ここはフィンランドの建築家アルヴァー・アアルトの家具が並ぶ、カフェ・アアルト。

プー子の大嫌いなスターバックスは少なかった。ウヒヒ






それから岩の教会に行った。






岩をくり抜いて作った教会だそうで、天井には大きな銅。観光客がワンサカいた。ワンサカいたけど、なぜか落ち着いていて、プー子はここで居眠りしばし休憩をした。




こちらは木の教会。曲げた木材でできている。
プー子は、岩の教会の方が好きかなー



別の晴れた日には、船に乗ってスオメンリンナに行った。
スオメンリンナというのはヘルシンキの海に浮かぶ小さい島のことで、昔は大切な要塞じゃったそうな。
何年か前に、おじさんがヘルシンキに来たときに、一人でフェリーに乗って行ったことがあるらしくて、おじさんは今でもその話を自慢する。今回もプー子に「プー子、ヘルシンキに行くなら船に乗ってスオメンリンナに渡ったらええわ」と、したり顔で話していた。
だからそういうちょっと嫌な思いのある島だけど、実際のスオメンリンナはとても美しかった!おじさんは今すぐスオメンリンナのネガティブキャンペエンを辞めるべし!

ヘルシンキの港。ここから船が出まーす。




スオメンリンナに美少女現る。

菩提樹の花の香りがしていた。のどかな夏の日。
プー子はここでもシナモンロールを食べた。


ところどころに、大砲とか、要塞跡とかあった。


 

今でも2000人ぐらいの人がこの島に住んでいるらしい。

フィンランドは、実は今年2017年が、独立100周年。そう、新しい国なのです。長〜いあいだスウェーデン領だったのが、そのあと100年ぐらいロシア領になったらしい。そして1917年に独立。

スオメンリンナも、スウェーデン軍やロシア軍の、重要な海上基地だったそうな。でも今は、のどかな島。

夏草や 兵どもが 夢の跡






それから、ヘルシンキ郊外のアルヴァー・アアルト邸にも行った!



フィンランドデザインの巨匠、アアルト邸に招かれるプー子。


ここで案内をしてくれたお姉さんが、面白い話をしてくれた。

 アアルトの活躍は、ちょうどフィンランドが国として文化的アイデンティティを見つけていく時期と重なるんだそうだ。


冷戦のあと、フィンランドは、ヨオロッパ諸国の一員として認められようと頑張ったらしい。ロシアの暗いイメージを払拭したかったんだそうな。


その流れと北欧モダニズムが、バッチリ合ったらしい。

つまり北欧デザインは、単なる偶然の産物じゃなくて、国の機運をかけた国家プロジェクトだったというわけであーる。



それにしてもアアルト邸は、モダンだけど、光や木材が美しくて、とっても居心地のいい家だった。全然背伸びしている感じがしなかった。



プー子もアアルト作品に囲まれて暮らしたい!
ところでフィンランドでは、ホームレスを見かけなかった。ロマ(ジプシー)の人たちは少しいたけど、ホームレスは、全くいなかった。


首都でも、みんな落ち着いた雰囲気で、静かで、居心地がよかった。観光客にも優しかった。


教育・福祉の質が高くて、みんな心に余裕のある暮らしを送っているように見えた。
なんていいところ!





次回はフィンランドの森について書きまーす。

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