2017-04-23

PHKニュース速報

こんばんは、PHKニュース速報の時間です。

この時間は、フランス大統領選挙の結果について、お伝えします。
キャスターのプーちゃんです。




えー ボクは今、東フランスはストラスブールに来ています。今日の天気は晴れ、風は冷たいですが、日向はポカポカと春の陽気です。

今日は、大統領選挙第1回投票が行われています。ボクはクレープを食べました。






さて、今回の大統領選挙ですが、
現職のオランド大統領の人気終了に伴う選挙です。
オランド大統領本人は、あまりに低い人気のため
再出馬を断念しました。
そりゃそうです。
この5年間オランドは一体何をしたっていうんだ。


立候補者は全部で11人。
中でも4人が、大接戦を繰り広げています。その4人を、順に見ていきましょう。
政治部のプー子ちゃんがまとめてくれました。

EU離脱、移民排斥、ヴォルデモートのモデルにもなったマリーヌ・ル・ペン候補。事前の世論調査では、けっこうな数のひとがル・ペン候補に投票するそうです。強気の発言に魅力を感じている人が投票するそうです。どっかの国みたいだ。

それから、エマニュエル・マクロン。去年までオランド政権下で経財相をやっていました。オランド政権は一応社会党ですが、なんちゃって左の政権です。その中でも右くさかったのが、エマニュエル・マクロンとマニュエル・ヴァルスでした。こっちも、けっこうたくさんの人が投票するそうです。企業のグローバル化に賛成の人、雇用主の多くは、この人に投票するでしょう。

そしてジャン=リュック・メランション。今回の4人の中で、左といえるただ一人の候補です。アメリカのバーニー・サンダースみたいな感じです。富の再分配、脱原発、EUとの再交渉を唱えていて、若者や労働者層を中心に根強い人気があります。インターネットを串して、ここ最近急激に人気を獲得しています。わりと多くの人が投票するそうです。この人が当選するなら、フランスを出て行くと言っている富裕層もいるそうです。どうせ口だけだと思うけど。

最後に、フランソワ・フィヨン。サルコジのいる党UMPの候補です。社会党とUMPは二大政党なので、社会党政権がダメダメな今、UMPの候補は有利なはずなんですが、家族を不正雇用していた過去が明るみに出てからというもの、人気失墜です。もはや「容疑者」なんですが、結局ずるずる立候補しています。昔からのUMP支持者が投票するらしいです。


...と、いうレポートを、政治部のプー子ちゃんが作ってくれました。
ボクは読むだけ部です。チョコクレープを食べました。

そういうわけで、どうもこの4人が争っているみたいです。

フランスの大統領選挙は、第1回投票で過半数を超える票を獲得する候補がいない場合、第1回投票の第1位と第2位の候補が決戦の第2回投票にすすみます。第2回投票は、2週間後です。




投票は8時から19時までです。
20時に結果がわかるそうです。
このブログを書いている現在18時45分をすぎたところです。


これはPHK「速報」なので、結果がわかるより早く、結果をお伝えしたいと思いましたが、やっぱり結果がわからなければ結果はわからないので、ボクは諦めます。クレープは美味しかったです。






以上、ストラスブールから速報でした。




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