どうやら今年のアルザスは、暖冬なんじゃないかとボクは思う。
プー子ちゃん曰く、いつもならこの時期は、インで満ちているそうだけど
今年はまだヨーが感じられるのだそうだ。
本当なら、気温は同じでも、12月の雰囲気と3月の雰囲気は全然ちがう。
それは、12月がこれから本格的に冬になっていく感じなのに
3月は春を待っているからだ。
けれども今年の12月はちょっとだけ3月みたいだ。
なんだかぬるい12月です。
今日の日曜日は、とても気持ちよく晴れていたので、
ボクはお散歩にでかけることにした。
町の中心部からちょっと離れていったところにある公園です。
初めて行ったけど、気持ちいい公園だった。
大きな人工池があった。
12月の太陽は低いので
池のキラキラが強烈で、眩しかった。
ストラスブールのお家では、
国際的・政治的な問題があって
小鳥を餌付けすることができないので、ボクは小鳥をミニやってきました。
だけど、見つけたのは小鳥だけじゃなかった。
まずは、栗鼠氏。
栗鼠氏はこの後木の枝に登っていった。結構高くのぼるので、ボクはめまいを覚えた。
高所恐怖症の栗鼠はどうするんだろう。
こちらは、ビーバーかな。
水辺にある公園なので、大小たくさんいた。
土手にはビーバー氏のお家と思しき穴がたくさんあった。
人間が近くにいても平気そうだったので、
ボクは、人間がどんなに悪い生き物か教えてあげたくなった。
小鳥はといえば、
ゴジュウカラをよく見た。
ゴジュウカラは樹の肌を登っていくので、わかりやすい。茶色いお腹も特徴的だ。
それから
シジュウカラたちを目で追っていると、樹の穴に入っていくのが見えた。
シジュウカラ氏のお家だ。
ゴジュウカラ、シジュウカラ、青ガラちゃん…
小鳥の集まる樹はなんとなく決まっていて、
一羽を見つけたと思ったら、他のもどんどん見つかることが多い。
どうしてだろう。
よっぽどその樹が魅力的なのかなあ。
ボクは、小鳥をたくさん集めるコツを、樹に教わりたい。
ところで
ここの公園は気持ちよかったけど
とても人工的だった。
ビオコープだかイーハトーヴォだか
あの、自然っぽく作って
いろんな生物が棲めるように
なっている、例の、あれだ。
本当にいろんな生物がいたので
一応、成功なんだろう。
いろんな樹が立っているなかで
ひときわ目立っていたのが、
このカラマツだった。
まっすぐ、おっきい!
ボクも、夢は、
まっすぐ! おっきく! お菓子!
帰り道は、カラマツの歌を歌いながら、帰ってきた。
ああ気持ちよかった。
帰る頃には日は沈みかけていて、
12月の散歩は難しいなあと思った。
それから、前回書いたアルザスのお菓子の続きです。
ある日、仕事にでかけたミカちゃんが
お菓子をもらって帰ってきた。
これが、アルザスの
クリスマスのお菓子、ブレーデル!
クッキーだ!
一つ食べ始めたら、止まらない美味しさだった。
こんなのを食べられるなら、
365日24時間仕事に行ってほしい。
こちらがマヌル。
人形のかたちのブリオッシュ…
というより、ヒトデみたいだ。
ところがどっこい、
かたちはちょっと残念だけど、味は最高!
しっとりとして、ふわっとして
甘みがあって、 …ブリオッシュだ!
これは、マヌルが美味しいんだろうか、
それともマヌルを買ったパン屋の腕がいいんだろうか。
ということで、やっぱりアルザスのクリスマスのお菓子というのは
とっても美味しいのだけれども、
つまるところ、とっても美味しいクッキーととっても美味しいブリオッシュで、
どこがクリスマスで、どのへんがアルザスなのか、よくわかりませんでした。
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