こんばんは、ボクです。
みなさんもご存知の通り、パリで銃撃事件が起きました。
こういう突然の攻撃を、フランス語でAttentatといいます。
ボクたちはストラスブールにいるので、無事です。
だけどボクはちょうど2週間前に、パリにいた。コレージュ・ド・フランスで講義をするためだ。
講義のお題は、なぜボクはコレージュ・ド・フランスで講義をするのか。
非常に多くの聴衆が、ボクのありがたい話を聞きにやってきて、会場は超満員の立ち見のスタンディングオベーションだった。
それはさておき、2週間前は今回襲撃のあったレピュブリックにも行った。
あの辺は若者が集まるところなのだな。ボクはあそこらへんで
ちづるちゃんとボブンを食べた。
あと2週間ずれていたらと思うと、ボクはぞっとした。
それにしても、ボクのパリのお友達は無事のようだったけど
亡くなった人たちは、本当に気の毒だ。
人生の終え方には色々あるだろうに、よりにもよって
急に知らない人に撃たれて死んじゃうなんて、あんまりだ。
フランス政府はテロ対策と言っているけど
本当のところテロなんて防ぐことができるんだろうか。
プー子ちゃんには持論があるらしくて、
今のテロ対策は根本的解決からは程遠いと言っていた。
ボクは難しいことはわかるけど、わからないので、黙っていた。
ボクは、聖フランチェスコ修道会の修道士です。
今回の事件によって、国境沿いは警備が厳しくなったらしい。
こないだまで何の検閲もなく通っていたライン川の国境も、
今は検閲をしているんだろうか…
ボクは野次馬根性で、国境まで様子を見に行きたかったけど
もしかして職質された時に見せる身分証明書がないので、諦めた。
ボクは、聖フランチェスコ修道会の敬虔な修道士です!
クリスマスマーケットも楽しみだけど、
なんだかちょっと怖いなあ。
今日のストラスブールは、
大きな銃を持った迷彩服の警官だか兵士だかが
のしのし怖い顔をして歩き回っていた。
なんとなくいつもより静かな土曜日だった。
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