2014-11-09

ボク、ワインのシャトーを見学する

こんにちは、ボクです。

昨日、ボクは、ワインのシャトー見学に行った

ボルドーに着いて早1年と35ヶ月、ワインの有名なこの街で、
よく考えたらボクたちは、まだシャトー見学をしていなかった。
シャトーというのは城という意味だけど、
とくにワイン畑を有していて、ワイン作りをしているところという意味もある。
ボルドー近郊には、大小多くのワインシャトーがある。
ボクたちは、行きやすいシャトーを選んで、見学ツアーに申し込んだ。

今回ボクたちが行ったシャトーは、ボルドーの隣の隣の街、ペサックにある。
パップ・クレマンという。



トラムとバスで行きました。


ペサックの街にはいると、バスから、たくさんのシャトーが見えた。
普通のお家よりちょっとおおきいシャトーもたくさんあった。
こういうのはみんな、小さいワイン製造家たちなのかもしれない。


そして遠目に見える、
パップ・クレマン城。

このあたりで一番大きかった。






見学ツアーの待ち合わせは、お城付きのワインブティックで。

ワインブティックには、
落書きだらけの樽があった。

おっと、どこかのだれかが、
「プー」と書いたらしい。

ボクは、有名だからなあ。
「プー」の隣で、記念撮影。




ツアーは、このお城の歴史の説明から始まった。
このお城は、1200年代から続くお城だそうで、
フランス革命の翌日に植えられた大きなスギの樹がお庭にあった。
一時は、お城の持ち主が教皇(パップ)にまでなったそうで、
お城の名前はそこからきたらしい。

現在の持ち主は、ナンタラカンタラ氏といって、
世界中に20ほどのワインシャトーを持っている人らしい。
ボルドー付近に3つ、他にカリフォルニア、チリ、日本にも持っているそうだ。
大金持ちだ。ボクは、ワインの話よりも
このナンタラ氏がどういう生活を送っているのかが気になった。
超有名なスポーツ選手より、映画監督より、
もっと贅沢な生活を送っているにちがいない。
ワインはビッグビジネスだ。



お庭にあった、
樹齢1800年のオリーブ の樹。
ここに植え替えられたのは2年前のこと。


「プーちゃん、どうしてこんな古い樹が
ここに植え替えられたんでしょうか」

「お金に物を言わせたにきまっているさ」
 ぶどうばたけ。このお城では
赤ワインも白ワインも作っているらしい
何種類ものぶどうの木がある。
つい最近、9月半ばに
すべての収穫が終わったそうだ。
当たり前だけど、収穫はすべて
手でおこなわれる。
ここのぶどう の木の寿命は
平均60年だそうだ。

それから、醸造場。

ここで、
ワインの作り方を教えてもらった。
いろいろ言っていたけど、
要は、ぶどうを中に詰めて、
温度をあげたりさげたりすればいいらしい。
 これは、いろいろな
ワインの瓶の大きさ。

一番奥にボクがいます。
ボクの隣の瓶が、ふつうのワイン瓶。
右の一番大きいのは、
18リットル入りです。
瓶の大きい方が
ワインの味はいいらしい。
つまり、ワインの味がいいほうが
瓶は大きくなるということだ。




樽の上にものぼった。

細かい作り方は、
お城によって違うらしい。

ひとつの樽に、一種類のぶどうの木。

この段階で、液体のほかに、
凝縮液もつくるらしい。







それから樽詰め。
温度が厳しく管理されている。

樽の作り手によっても
微妙に味が変わるらしい。

つまり、同じぶどうから作っても、
詰める樽メーカーによって、味が変わる。
ずいぶん繊細なんだなあ。
本当かなあ。


最後に、いろんな種類のぶどうの木、いろいろな樽、凝縮液を足して、
その年のワインを作る。こういうやり方はここ10年ぐらいで確立されたそうで、
だからここ最近は、つねにそれなりに美味しいワインができるようになったらしい。


それからボクたちは、シャトーのバーに移動して、
3種類のワインのテイスティングをした。

けれどもボクは、お酒がのめない。

ソムリエが、ワインの色の見方を教えてくれた。
紫とルビーとオレンジ色があると言っていたけど、
ボクには全部紫色に見えた。

ワインの涙の見方も教えてくれた。
ボクはべつにワインをいじめて泣かせたわけではない。

それからワインの匂いの違いも教えてくれた。
樽の匂いとか、なんだか言っていた。
レッドベリー系の匂いで、これは木苺の匂いとか、
カシスの匂いとか、ブラックベリーの匂いとか言っていた。
ボクは一生懸命に嗅ごうとして、ちょっと過呼吸気味になった。

なんだいなんだい!
ボクはフルーツの匂いを知ってるぞ!
木苺はこんな匂いじゃないやい!

紫のことをルビーとかオレンジとか言ったり
バカにしてらい!


人間たちは面白い面白いと言っていたけど、
ボクは、シャトーを見て回るのは楽しかったけれど
テイスティングは苦手だ。

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