2014-08-16

プー子、海と砂丘へ行く。

こんばんは、プー子です。

今年のフランスは冷夏で、本当に冷夏だから、まいっちゃう。

バカンスまっただ中の
ボルドーのマルシェ。

どこのお店も閉まっております。









先日、プー子たちは、ボルドーから電車にのって、
アルカションという湾にあるビーチに行った。
ここはフランス屈指のリゾート地で、政治家や俳優たちの別荘が立ち並んでいる。
海産物がおいしいのでも有名。

プー子たちの行った日は、
最高気温が24度とかで、風もあるし、にわか雨もあるしで、
もう全然、海に入ろうなんて気にならなかった。
最近こんな日ばっかりだ。


せっかくプー子は
お気に入りの水着を持ってきたのに
残念だわ。


(ほとんど)誰もいない海
二人の愛をたしかめたく〜て〜




沖に変なクジラのオブジェがあった。


浜辺には、親子連れがほんの少しいるだけで、
チャーリー・チャップリンもマリリン・モンローも、
チャーリー・ブラウンも、チャーリー浜も
チャーリー松もチャーリー松茸もいなかった。
プー子は、ここは本当にリゾート地かしらと疑いたくなった。

とりあえずお昼ご飯を食べようと思って
レストランを探したら、観光くさくないところは、どこも1時間待ちだった。
仕方がないので、美味しそうなレストランで1時間後の予約をして、
そのあいだ、町を散策していたら、晴れてきた。

そしたら、わんさかわんさか、うじゃうじゃと道に観光客があらわれた。
時間帯のせいなのか、それとも滞在型バカンスを楽しんでいる人たちが
晴れたから出てきたのか、わからないけど、とにかく急にリゾートっぽくなった。




アルカションのマルシェ

観光地区の中でもさらに
その中心にあった。

この辺りの建物は
テーマパークみたいで、
ディズニーランドパリを思わせた。


マルシェの屋内。

お魚が、とおっても新鮮そうだった。
ここなら、今の時期でも
生牡蠣を食べられるらしい。

でもプー子は怖くて食べなかった。
食前酒にと思って
テラスで飲んだ白ワインは
タリケだった。
タリケは、ボルドーとトゥールーズのあいだのワイン産地。



もうプー子のお腹はぺこぺこ。やっと予約した時間になって、レストランに行った。
お昼ご飯は、鴨のカルパッチョが前菜で、マグロステーキがメインだった。
ちょっと凝りすぎた感じもあったけど、まあまあ美味しかった。
モダンなフランス料理だった。おっしゃれ〜
一緒に飲んだ白ワインは、今度はボルドーのEntre deux mers。
この畑の白ワインは、海産物とよくよく合う。


プー子が見たところによると、
ビーチには、レストランの他には、ピザ屋とクレープ屋がとても多かった。
たぶんこれは、リゾートでレストランの値段がインフラを起こしているから
比較的安価で食べられるピザ&クレープと、レストランの二極化が起こっているのだ。
アラブ人や黒人やアジア人は殆どいなかったから、
ケバブや中華料理は、全然なかった。
まあ、大体のフランスの高級リゾートはこんなもんだと思う。

午後は、アルカションからバスに乗って40分ぐらいの
ピラの砂丘に行った。



これが、砂丘

砂「丘」というより、砂「山」

自然にできた砂丘だそうで、
なんと高さはヨーロッパ1だそう。



松林の樹海から、
急に砂丘が始まる。

子供たちが、駆け下りていっては
ワイワイキャアキャア言っていたけれども
それもこの大自然の中では
なんと小さな音であることよ。





巨大な砂丘を登りきると
目の前に海が見えた。
帆を風になびかせる舟の
なんと静かで小さいことよ。

プー子たちは
シャルル・トレネの
ラ・メールを歌った。




お兄ちゃんと、記念撮影。
海からの風が強いので、
エセル卿は、細心の注意を払わないと
飛ばされていってしまう。

そこでプー子が、しっかりと
小脇にかかえて、記念撮影。

このように右手は大西洋
左手は松林の樹海でございまーす



この砂丘はなんと全長3キロにもおよぶらしい。
今でも海風に吹かれて、1年に数メートルぐらい、松林の方に動いているそうだ。

さて、ここで問題です。
この砂丘の下には、ある秘密が隠されています。
それは、次のうちのどれでしょう。

1徳川の埋蔵金
2クレオパトラの地下シェルター(本人付き)
3砂

正解は、来週のお楽しみです。
見事正解された方には、スーパーひとしくんを差し上げます。


ところで、アルカションとピラの砂丘のあいだは、豪邸ばっかりだった。
そういえば昔、プー子は、この辺に建っているとかいう
アラン・ドロンの別荘に招待されたことがある。断ったけど。

お兄ちゃんは、『アラン・ドロン別荘殺人事件』の構想を練っていた。
嵐の夜に停電が起こって、そのあいだに家の主人が殺されて
家族は全員動機があるんだけど、本当の犯人は住み込みのお手伝いさんなんだそうだ。
プー子は、それよりも、宝くじが当たったので、うっかり
お金持ちの豪邸街に仲間入りしちゃった中流階級のドタバタコメディのほうが
面白そうだと思う。

まあ、何はともかく、プー子の、楽しい海辺の一日でした。
来週は山へ行く。

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