プー子のために、クリスマスのイルミネーションが始まった。
11月は色々あって、慌ただしく過ぎて行った。
12月はのんびり過ごしたいと思うけど、
忘れないうちに、11月のことを書いておく。
11月はプー子のお誕生日が続いた。
お誕生日の朝は、窓をあけると、
毎年恒例ウィーンフィルが待機していて、
プー子のためにハッピーバースデーを演奏してくれた。
それから今年のケーキは、
ボルドー1おいしいと名高い
アントワーヌのお菓子を食べた。
アントワーヌのケーキは初めて食べたけれど、
バニラのケーキは、味が重くなくて、むしろあっさりしていた。
チーズケーキも、チーズの味がほのかに感じられるぐらいだった。
チョコレートケーキも、口に入れた瞬間は濃いように感じられたけど
そのあとはすうっと淡く消えていった。
シトロンのケーキは、甘酸っぱくて、プー子はとても気に入った。
カヌレは、これは可もなく不可もなくだった。
どれも全体としてのまとまりがよく考えられていて、
引き際をわきまえているお菓子だと思った。
おいしかった。プー子はまた食べたい。
お誕生日のプレゼントは、マフラーをもらった。
ボタンのかわいいマフラーです。
11月の後半、プー子のお誕生日期間中、
このマフラーをしめて、
お兄ちゃんと一緒にパリに行った。
目的は、ミカちゃんは、イナルコで研究会、
プー子はイナルコの隣のイナワシロコで研究会、
お兄ちゃんはお上りさんだった。
研究会が終わった翌日、
サクレクール寺院に行った。
ここは朝が気持ちいい。
お兄ちゃんが、昔「冬はつとめて」と書いたように
プー子は「サクレクールはつとめて」と書こう。
プー子は早起きが苦手なので、徹夜あけです。
サクレクールのあるモンマルトルは18区。
丘が多い。ムーランルージュもあって、
アメリのカフェもあって、それは観光的だけど、
小さな道はわりと静かです。
たまに見えるパリの街の景色が、プー子は気に入った。
お兄ちゃんは、壁男が気に入ったらしい。
エッフェル塔を見て、
エセル卿が、「エッセル卿」と言って、
ひとりで笑っていた。
プー子は、聞かなかったことにした。
毎回パリに行くと、パリ在住のお友達にあう。
それで、お友達お勧めのレストランに連れていってもらう。
それが大抵、びっくりするほどおいしい。
夏に食べたベトナム料理のフォーには、感激した。
フォーはこんなに美味しい食べ物なのかと開眼させられた。
今回は、ベルヴィルのタイ料理に連れていってもらった。
スパイスをたっぷりつめて煮込んだカレーが、
とおっても美味しくて、ほっぺが落ちるかと思った。
プー子はいまでもあのカレーを思い出す。
こういう食文化は、やっぱり都会の方が恵まれているなあと思った。
食い倒れ、パリ。
プー子の誕生日は、今年は、
ザ・タイガースの復活コンサートで幕を閉じた。
ザ・タイガースが5人そろってコンサートをするのは実に
プー子が女学生のとき以来で、プー子は、感慨深かった。
0 件のコメント:
コメントを投稿