秋の深まるトゥールーズ…
あのおじさんが読んでいるのは、ボクの最新作だろうか。
熱心な読者だ、ボクもまだ読んでいないというのに。
少し前まで、トゥールーズでは
5つのお祭りが同時進行していた。
オルガン祭り、ジャズ祭り、スペイン映画祭り、
博物館にいこう祭り、現代アート祭り…
ボクたちは、ジャズと博物館と、現代アートに
少し顔を出した。オルガンは、気付いたら終ってた。
でもボクたちプー族にとって
この時期最も大切なお祭りは、
チョコレートのお祭りMarché du Chocolatだ。
これは、上の5つのお祭りに比べると期間はたいへん短いけれど
生きていくうえで欠かせない。
ボクたちは、2年前、トゥールーズに来てすぐのころ
このマルシェをみつけた。そこで食べた
ショコオランジュのジェラートが、卒倒しそうなほどおいしかった。
(今から思えば、これはO Sorbet d'amourの
チョコマルシェ専用フレーバーだ)
去年は、チョコレートの泉が出ていた
そこで、沢山のチョコレートを試食した
なかでもCriolloというショコラティエの
マラカイボという板チョコにはまった。
これはベネズエラのチョコで、食べたあとに
口のなかでダラダラ味が続かない
後ろ姿の美しい、スマートでエレガントなチョコレートだ。
この1年、ボクたちは、マラカイボを買い続けた。
この春ぐらいには、クリオロのお店の向かいにある
別のショコラティエで働いているお兄さんとも知り合いになったけど
それでもボクたちはクリオロにしか通っていない。
できるだけ、お兄さんのお店は見ないようにして
そそくさとクリオロに入る。
そして今年、なんと偶然にも
ボクたちの仲の良いお友達が、クリオロでアルバイトをすることになった。
おかげでボクたちは、クリオロのえらい人に顔を覚えられた
というより、今までおしのびで行っていたところが
バレてしまったようだ。ここのおじさんは、デューク更家に似ている。
この6年ほどで、どんどんマルシェに深く関わってゆくボクたち
今年は、まず予習…
真剣です
そしてマルシェ。
試食にむらがる手
Criolloの前で記念写真
たくさんおまけしてもらった。
明日から、「プー族御用達」って張り出されるかもしれない
それでもボクたちはかまわない、ってぐらい
クリオロが好きだ。
公園でみつけた、仲良し老人4人組
0 件のコメント:
コメントを投稿