2018-06-28

プー子、オネーギンを観に行く

こんばんは、プー子です。

トゥールーズ慰安旅行から帰ってきた翌日、
プー子はライン川オペラ座のオネーギンを観に行った。




日本では、最近、舞台のオネーギンといえば
ジョン・クランコのバレエのことだけど、
今回プー子が観たのは、チャイコフスキーのオペラ、エフゲニー・オネーギン。





こないだここで観たオペラは、黛敏郎の金閣寺で、それはちょっと作品としてなんか残念だった。金閣寺は、gibt es keine schöne Melodie!


だからプー子は、チャイコフスキーの美しい切ない音楽に浸れて、嬉しい。ここのオペラ座では、オペラの字幕がフランス語とドイツ語で出るので、プー子はドイツ語の勉強にもなった。






1幕はロシアの田舎。
オネーギンは、夢見る田舎娘ターニャをこっぴどく振る。

2幕で一悶着あって、

3幕で、オネーギンは、都会で美しい人妻になったターニャにこっぴどく振られる。



2幕の途中までは、
なんとなく切ない美しいメロディーを聴きながらお話を追っていたけど

2幕の最後、オネーギンとランスキの決闘のシーンではドキドキ...

そして3幕で!
ターニャとオネーギンは、お互い好きだとわかっているのに!
ターニャがオネーギンをピシャリ! 
オネーギンが苦しむう...

という場面が、とてもよかった。


プー子は、ターニャ役をするなら、
振られる1幕は嫌なので、オネーギンを振る3幕ばっかりしたいな
と思っていたけど、

3幕で、このオペラの主人公はやっぱり、オネーギンだな、と思った。
オネーギンの寂しさ、虚しさ、それがこのオペラの面白いところだ。
プー子は、主役しかしたくないから、ターニャ役はお断りした。



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