2018-01-05

プー子、バーデンバーデンでお風呂ざんまい

Guten Abend! Hier ist Pooh ko!
今日、プー子は念願のバーデンバーデンに行った。

バーデンバーデンというのはドイツの街で、ヨーロッパ屈指の温泉地。
なんでもここの温泉はローマ時代から湧き出ていたとか!
ストラスブールから50キロちょっと。車で片道1時間もかからない。
冬のバカンスの思い出に、行ってみた。

バーデンバーデンにはカラカラ浴場とフリードリッヒ浴場というのがある。
前者は水着着用で、いろんな温度のお風呂があって、
後者は、すっぱだかのお風呂。曜日によっては、混浴のすっぱだか。
すっぱだかと言っても、日本の温泉とはだいぶ趣が違う。
ローマ式の入浴方式とかなんとかいって、メニューがある。
何度のサウナに何分、次は何度のお風呂に何分、と
健康のために考えられたメニューがあって、
それぞれの部屋を巡りながら、メニューをこなしていくらしい。
カラカラ浴場は近代的な建物だけど、フリードリッヒ浴場は宮殿みたい!

というわけで、プー子たちは迷わずフリードリッヒ浴場に行くことにした。
インターネットの写真にもあるように、大きな宮殿お風呂の中を、世界各国・老若男女がハダカでうろうろするって、面白い!





朝、ストラスブールで車を借りて、9時前に出発。
ドイツのアウトバーンをビューンと走って、10時前に到着。



フリードリッヒ浴場の入り口。
この中は巨大な温泉施設です。

ここで朝風呂。





人間は混浴の日だったけど、
プー族にはプー族専用入り口というのがあって、
そこからプー族専用浴場に行けるようになっている。
プー子は、もちろん、誰にも裸を見られることなく
のんびりゆっくり過ごした。

最初はシャワー
その次は54度のサウナ
つづいて68度のサウナ
シャワー
(マッサージとシャワー)
45度の蒸し風呂
48度の蒸し風呂
36度の温泉
34度のブクブク温泉
28度のプール
シャワー
18度の冷水風呂
乾かして
クリームを塗って
毛布にくるまって休息。

と、全部ちゃんとすると、16ステップ。3時間ほどのコース。

プー子は、最初のサウナや温泉は平気だったけど
28度のプールは冷たくって断念
18度の冷水風呂なんてもってのほか。
ということで、2時間ほどでコースを終えた。

ものすごく高い天井にタイルが貼られていて
そこにオリエンタリズム丸出しの絵が描いてあったり、
ギリシャ彫刻みたいなのが飾ってあったり、
なーんか、変な気分!
ぬるーいお風呂に浸かって、極楽ごくらく。

途中何回か、プー族風呂から人間風呂が見えたけど、
人間風呂は、裸の人間がうろうろしていた。
プー子は、プー族風呂でよかったと思った。




朝風呂を満喫して、おいしいお昼ご飯を食べたあと、
午後は、バーデンバーデンの近くに
ブラームスさんのお家があると聞いたので、行ってみることにした。

ブラームスさんは、長年にわたって
夏をこのバーデンバーデンで過ごしていたらしい。
その家が今は美術館になっているというわけ。
ちなみにブラームスさんは、生家とかウィーンの家とかは
もうすべてなくなってしまったそうで、
現存するブラームスさんちは、このバーデンバーデンの家だけなんだそうだ。



開館時間が限られているけど
プー子たちは運良くばっちり入れた。
案内のおばさんと、プー子は、ドイツ語で話した。

これはブラームスさんのピアノ。
ご覧のように、ちょっと小さめのピアノであーる。




ピアノの上に飾られているのは、ブラームスさんと、
クララ・シューマンと、ロベルト・シューマンの肖像画。



そう、クララ・シューマンの夏の家というのも
実はこのブラームスさんちから歩いてすぐに行けるところにあって、
二人は毎年の夏を、ここで一緒に過ごしていたらしい。ドキドキ!

上の写真は、クララ・シューマンの誕生日に
ブラームスさんが送ったバースデーソング。





残念ながら雨模様だったけど
ブラームスさんの寝室の窓からは、森の緑がとびこんできて、きっと夏は気持ちいいんだろうなと思いました。


お風呂に入って、ブラームスさんちにお呼ばれして、楽しい1日じゃった。

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