2017-10-19

プー子がさいきん驚いたこと。

呼ばれて飛び出てジャンジャジャン、プー子です。















おフランス生活も9年目に突入。
驚くことはままあれど、プー子は毎日元気に過ごしています。


最近おどろいたこと、その1。
ボルドーに住んでいたときの電気代の追加請求。
プー子たちがボルドーに住んでいたのは、
2013年から2015年まで。
その間ちゃんと電気代を払っていたけど
このたびお上のおふれで、2013年から2015年のあいだの
電気料金を値上げすることになったそうな。イマサラ!
それに伴って、ストラスブールのおうちに追加請求が届いた。
しかも1週間以内に払えと書いてあった。ゴウイン!
ちなみに今は2017年も終わりかけというところである。
2015年はまだオホホランド大統領だった。
2年も遡って追加請求するなんて、ちょっとずるいんじゃないの。
新手の詐欺かと思ったけど、どうも本当のことらしい。
ということは新手のお上の詐欺、つまり新手の税金じゃろうか。
面倒臭いけど、トラブルはごめんなのでうちは払うらしい。


最近おどろいたことその2。
うちの電話が突然つながらなくなった。
ドラフト指名の電話を取り逃がしては大変なので
さっそく電話会社に携帯電話で問い合わせた。
すると、電話の電池が切れているかもしれないので
電池をお湯で煮出して温めてください、と言われた。
Was!!  電池を! お湯で! 煮出す!
どこの生活の知恵やねん。
そんなことを電話会社の公式の相談ダイヤルで案内するなんて、
さーすが、おフランス。
ピエールおじさんが真に受けてお鍋を火にかけはじめたけど、
プー子は怖いので、辞めてもらった。
結局、電話は2週間ぐらいこわれたあと、復活した。
電話線とかネット回線とか、そういう問題だったらしい。
電池関係ないやん。



ああ、フランスの人たちは、いつも驚かせてくれることよ。







最近食べた、りんごとクエッチュとくるみのタルト。秋万歳。

2017-10-08

ボク、お忙しい秋

こんばんは、ボクです。

今年もボクに、ノーベル賞の打診があったけども
やっぱり今年もボクは、要らないと言って断りました。
その後この話はもみ消したので、どうやら
一切報道されなかったようです。やれやれ。

実はつい最近も、太陽の塔だか希望の塔だかが
名誉投手になってくださいと頼んできたのですけれども
これも、ボクは五重国籍ですからと言って、断りました。
あんな胡散臭いところに担がれるのは、ボクはごめんです。
これも報道されませんでした、よかったよかった

ボクは、最近、とても忙しいのです。
フランス生活9年目にして、セップ茸が大好きになってしまったのです。



これが、セップ
イタリア語でポルチーニ

セップはフランスでは高級キノコ扱い。
香りがよくて、日本の松茸に似ている。

この時期、巨大なセップも出回っているけれども、ボクが好きなのは、小ぶりのセップです。歯ごたえがしっかりしている。






セップの炊き込みご飯は、香りが口に広がって、深い味わい。なんとも美味。
次は土瓶蒸しにして食べてみたい。

キノコというものは栽培がむずかしくて、
生産地に近いところでないと、食べられないらしい。
世界中どこでも食べられるキノコは、
いわゆるマッシュルームと椎茸ぐらいなんだそうだ。
あとはみんな、ご当地キノコ。
日本でポルチーニを食べようと思うと
乾燥ポルチーニしかないらしい。
だからボクはフランスにいる今、
生ポルチーニをたくさん食べるのだ。



それから秋の味覚といえば、イチジク。ボクはイチジクを生で食べるのが大好きなのだ。

でもちょっとアルザスでは、あまり見かけない。ここいらで売っているイチジクは、小ぶりで、モロッコ産とかトルコ産とか。ああ、大きなイチジクをたくさん食べたいなあ




2017-10-04

プー子、ドイツ語講座3年生

こんばんは、プー子です。

今日、10月4日、大谷くんが4番投手で勝った、この良き日に
プー子のドイツ語講座3年目がスタートした。
講座自体は、実は先週から新学期だったのだけども
プー子たちは先週ちょっくら日本に行かねばならなかったので
今週から参戦する。





これは、
フランクフルトからアムステルダムまでの飛行機
ブオー













束の間の、日本滞在
滞在時間は、なんと丸3日!













1年目と2年目はフィッシャー先生だったから
プー子は今年もフィッシャー先生の授業を受けたかったけど
どうしても時間割があわなくて、断念。
というわけで、今年から新しい先生です。
フィッシャー先生には、ドイツ語で、
今年はこういう事情で行けませんって、
ドイツ語で、メールを、ドイツ語で、書いた。
そしてドイツ語で、お返事をいただいた。

ああ、今年は、どんな先生かな、どんなご学友かな、ワクワク。

教室の扉を開けると、ああっ、まさかの、カリンさん!
なんと、去年のライバル、カリンさんが、同じクラスにいた。
カリンさんは、去年、一人だけドイツ語レベルが高くて
一人でペラペラ喋っていた人だ。
何の因果か、今年も一緒にドイツ語を勉強します。
ご学友は、カリンさんを含めて、九人。プー子もいれて、十人。
ちょうどいいぐらいの人数だ。
プー子はちょっと遅れて教室に入ったので、前の方の席はいっぱいだった。
仕方がないので、後ろの方に座っていたカリンさんの隣に座った。

しばらくして、先生登場。なんか、先生、お若い。
見た感じ30代かしら。

そして、急に、怒涛のドイツ語!
えっ、先生、何おっさってんの?
何となく先週いなかった人を見つけては、自己紹介してとおっさってる気がした。
プー子にお鉢が回ってきたので、とりあえず自己紹介をした。
カリンさんも先週来ていなかったらしくて、自己紹介をした。

それから、先生は、ずーっと、ドイツ語...
しかも、通常スピードのドイツ語...
なんとこのクラスは、特定の教科書を使わずに
ドイツ語でその時々のお勉強テーマに沿って進行していくらしい。

ここでプー子は、ハハンと思った。
これは最近流行りのメソッドだ。
フィッシャー先生の授業は、ドイツ語3割、フランス語7割ぐらいで、
説明が随時フランス語で入ったので、プー子たちは安心だった。
ところが最近、外国語学習で、とにかく外国語をいーっぱい聞かせて、
説明はできるだけ少なく要点だけ、というメソッドがあるらしい。
それもできるだけ教科書的ロールプレイは避けて、
現実世界の身の回りのことをテーマにして、学ぶのだ。
これだ、この先生は、こういう授業をなさるんだ。ハハーン...




















ハハーン、と、思ったはいいけど、
先生のおっさっていることがわからない。
休み明けで、プー子の耳はまだドイツ語モードになっていないのだ。
プー子は焦った。「わかりません」とドイツ語で言った。
そこで先生が「フランス語とドイツ語と、どちらで説明してほしいですか」と
ドイツ語でおっさったので、プー子は、負けじと「ドイツ語で」と言った。
今度は、なーんとなく、わかったような気が、しないでもなかったけど、
やっぱり大半わからなかった。でも、少しわかったような気もした。

とりあえず初回の授業を受けてみて、
終わってみると、今日のテーマが何だったのか、わかる。
先生のおっさっていたことは大抵わからなかったけど、
今日の学習の、肝心なところは、わかった。

ふう...

カリンさんは、結構食らいついていた。
プー子は、カリンさんもわからなければよかったのに!と少しだけ思ったけど、
いやいや人の足を引っ張るようなことを考えるなんて、
卑屈になってはいけない!と思って、
なんとか、ペラペラ喋れなくても聞き取ろうと努力した。
今日はまだ耳が慣れていないだけだから、もっと慣れたら、プー子も、食らいつくのだ!
前の方の席に、カリンさんよりもっと喋れる
カリンさんの権化みたいなおばさんが二人ぐらいいて、
そのゴンゲさんは、不自由なくドイツ語を喋っているように見えた。

はあー、このクラスで、本当にやっていけるか不安だけれども
プー子はとりあえず食らいつく!
ちょっとカリンさんを心強く思ってしまったので、
お教室がおわってから、たまたま持っていた、とよすのおかきをあげた。
敵に塩を送ったまでよ...