2016-11-27

ボクとオホホのマドレーヌ

こんばんは、ボクです。
このところのストラスブールは、すっかり晩秋で、毎日どんよりした天気だ。


こういうお天気が、3月ぐらいまで続くから、ちょっとボクは、滅入っていらっしゃる。

青空が見たい!


それで最近は、薄曇りの日には、一生懸命、雲から青空が透けて見えるところを探している。





一昨日から、マルシェドノエルが始まった。ボクはあんまり興味がなかったのだけども、いざ始まってみると、心が躍る。


ホットワインの匂いが鼻をついたり、小屋の温かな感じがしたり、悪くない。なんだか、トロッコに乗って一人で遠いところまで行ってしまって日が沈んで途方にくれたけれどもようやく人里に帰って来れたような、そんな人のそばにいる安心な感じがする。





やっぱりマルシェドノエルがこの辺で発達したのは、曇り空ばっかりで、夜も長くて、光が足りないからじゃないかなあ。電飾の光で、ちょっとでも気分を明るくしようという積りなんだ。



うちはどうかというと、もみの木の飾りを買って来た。本物のもみの木が使ってあって、シナモンとか色々くっついている。

プー子ちゃんは、もみの木の歌をドイツ語で歌っていた。ボクは、イタリア語のジェスチャアで歌った。

オータンネンバウムー 
オータンネンバウムー
バウムクーヘンがたーべたーい




それから、例のマドレーヌを食べた。
Au fond du jardinという店のマドレーヌだ。この店のマドレーヌは有名で、世界中に配送しているらしい。フランスにあるけど、とってもブリティッシュな雰囲気を売りにしているお店です。

ちょうど何日か前に、ピエールおじさんが、よくわからない試験に合格した。そこでボクたちは、これ幸いと、合格のお祝いにAu fond du jardinのマドレーヌを食べようと提案した。

ところがピエールおじさんは、空気が読めないから、マドレーヌがあんまり好きじゃないと言った。そんなことは、宇宙の法則に反している!

仕方がないので、ボクたちは、ピエールおじさん抜きで、マドレーヌを食べに行った。でもプー族は心優しいから、ちゃんと、名目は、ピエールおじさんのなんとか試験のお祝いなんとかのためだ。

お店の開店時間はきわめて短い。
あっちも強気の商売だから、こっちも強気の負けん気のプー気で行った。

お店は、アガサクリスティのコメディーに出てくるような、イギリスのお家みたいだった。デコレーションがとっても綺麗で、ボクは、ここでお茶をすると思うと、ワクワクした。

ところがどっこい、お茶は、午後のほんのちょっとの時間しかやっていないんだそうだ。どこまでも強気だ!仕方ないので、今回は、マドレーヌをお持ち帰りにすることにした。





それがこちらのマドレーヌ
と、プー子ちゃん(自撮り)
左のは、中にチェリーみたいなフィリングが入っていて、チョコレートとよくマッチした。右のはバラとお茶のマドレーヌで、とても美味だった。

他にも、バラのマドレーヌと、白檀の匂いのするマドレーヌも食べた。どれも見た目がとてもゴージャスで、味は個性派だった。ボクは、バラのマドレーヌとチェリーチョコのマドレーヌが気に入った。



これはこれは、かなりいいお店を見つけたのかもしれない!
本当は、マドレーヌを3つぐらい買うつもりだったのだけど、お店の人が5日ぐらいは日持ちしますよと言ったので、4つ買ったのだ。だけど翌朝には4つ全部食べちゃった!


ここのマドレーヌを食べていると、なんだか、オホホと笑ってお紅茶を飲みたくなる。オホホ オホホ


マドレーヌの種類は季節によって変わるらしいので、またすぐにでも行こうと思う。


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