2016-09-27

プー子、ドイツ語講座2年生

爽やかな秋の匂いのする9月27日、
この良き日、プー子たちはフランスに来てまる7年を終えました。
今日から8年目に突入です。

プー子は今日から、ヨオロッパ市民大学のドイツ語講座2年生!
ヨオロッパ市民大学というのは、ストラスブールにある巨大なカルチャーセンターで、プー子はそこで去年からドイツ語を習っているのであーる。

去年、初級コース前半を教えてくだすった先生が、別の曜日に初級コース後半も教えていらっさるので、プー子は、今年も同じ先生につくことにした。プー子は去年とても優秀な生徒だったから、きっと先生はプー子のことを覚えていらっさるに違いない。それに去年一緒だった他の生徒さんたちも、何人かいるに違いない。新しい生徒さんも、ちょっと来るんだろう。
みなさんとこれから1年ドイツ語で話すのだ。
あー新学期は出会いの季節。


ワクワク


そして、授業!!!


プー子が教室に入ると、先生がさっそく「プー子ちゃん!」と言ってくだすった。
プー子は大きな声で「Guten Tag!!!」といって、最前列の真ん中に座った。

見たところ、去年も先生のところで教わっていた古株さんは、プー子をいれて3人。そのほか、新顔さんが4人。全部で7人。かなりの少人数!これは、発言機会が多くなりそう!ふっふっふ

先生が、古株3人のことを、新入り4人にお話してくだすった。
いわく、去年最後まで残っていた人たちなので、つまりとても熱心に勉強した面々です、と。いやーん、プー子照れちゃう。


今日は初回の授業なので、みなさん順繰りにドイツ語で自己紹介をしましょう、ということになった。
先生が、これは必ず話してね、という項目をいくつか黒板に書かれた。
プー子は、書かれた項目を見て、これだと予めノートに作文しなくても、すらすら口頭で言える!と思った。話さなきゃいけない項目以外のことも、すらすら話せる!なんてったって、プー子は去年、熱心に勉強しましたから。
周りを見渡すと、新入り4人は一生懸命ノートに作文をしていた。ふっふっふ。がんばりたまえ、新人たち、とプー子は心の中で思った。


では順番に、ドイツ語の自己紹介。
最初は、左端に座っているカリンさんから...


ところがどっこい。
このカリンさん、最初はたどたどしくドイツ語を話していたけど、そのうちスラスラになって、プー子の全然知らない言葉をいっぱい話して、話して話して、止まらなくなった。ドイツ語ぺらぺらだ!
先生のドイツ語の質問にも、よどみなく答えている...
プー子の隣に座っている新人のおじいさんも、うんうん頷きながら聞いている。え、わかってんの!おじさん!!  えー 初級後半ってこんなレベルなのー...


プー子は、カリンさんのドイツ語を聞きながら考えた。もしかしてこの新人4人は、実は結構ドイツ語ができるのに、自己評価を誤って初級後半コースに紛れ込んだのかもしれない。もしかして古株3人のほうが、全然ドイツ語レベルは低いんじゃなかろうか。
少なくともプー子は、このカリンさんの言っていることは、殆どわかんない!


続いて、古株フランシスさん、アリヌさんと続いた。
古株の人たちは、彼らが何を知っているか、プー子は知っているので、こわくなかった。
続いてプー子。プー子も、去年習った文を駆使して、いろいろ話した。

つづいて新人のお爺さん、新人のお姉さん、新人のおばさん...


この3人が話したのを聞いて、プー子はわかった。
どうやら、カリンさんだけが、えらくドイツ語ができるらしい。ちょっと安心。
ほかの新人さんは、そんなにプー子たちとレベルが変わらない。


カリンさん、いい人っぽいけど、来週から、上のクラスに行ってくれないかな...


自己紹介のあと、ちょっと聞き取りをした。カリンさんがバンバン答えるので、プー子も負けじと、聞き取れたところだけ答えた。でも大体カリンさんが答えた。誰も答えられないところも、カリンさんがバンバン答えた。うーむ


そんなとき、先生が質問なすった。
「ザラは、Bruder(兄弟)がいません、Schwester(姉妹)もいません。つまり、ザラはkeine...??? 」
プー子は、先生の聞いてらっさることがわかった。ドイツ語には、男と女の兄弟ぜんぶひっくるめた言葉があるのだ。それだ、それを聞いてらっさるんだ!去年習った言葉だ!何だったっけ...

ふと頭の中に、Geschwisterという言葉が浮かんだ。
あれ、でも音がSchwesterと似ているぞ。違うかな、違うかな...
言おうか、言うまいか...


すると、誰も答えなかったので、先生がおっしゃった。
「Geschwister!  Sie hat keine Geschwister.」



あああああ 
プー子は知っていた。知っていたのだ。
カリンさんも答えられなかった言葉を、プー子は知っていたのだああ

これは本当に悔やまれる。

ココゾというときに攻めていかないと、少しでも有効を取らないと、勝てないのだ!
シドニーオリンピックの篠原信一も、攻めの姿勢が足りなかったから金メダルに届かなかったと言っていたじゃないか! プー子としたことがああ


結局、初回の授業は、とりあえずカリンさんのレベルが高すぎるということだけわかった。来週からは教科書に沿って、ゆっくりやっていく、と、思う。
今年もドイツ語、がんばるぞー

2016-09-23

プー子、大聖堂のライトアップを見に行く

こんばんは、プー子です。

先週末、プー子は、ストラスブールの大聖堂ライトアップに行った。

じつは少し前まで日本からお友達が訪ねてきていて
そのお友達が、今、大聖堂のライトアップをやってますよ、とプー子に教えてくれたのだった。
なんとこういう情報は、観光客のほうが詳しいということもあーるのだ。
プー子は全然知らなかったけど、どうも綺麗らしいので行くことにした。
ライトアップは9月18日だというから、最終日の18日に行った。



どどーん
西正面から見た大聖堂。紫のライトアップ。
写真だとちょっとケバケバしいけど、本物は静かで荘厳だった。


もちろん、この写真には大聖堂の全体像は写っていなくて、この建物はまだまだ上に続いているのであーる。お兄ちゃんが昔通っていたという三高もこんな感じの建物だったらしい。本当かなあ






大聖堂前の広場は一方通行で、入り口には警察の方々がいらっしゃった。
夜遅くで疲れているのか、なんとなくだるそうだった。

広場に入る前に、ライトアップ運営スタッフが荷物検査をしていた。
こっちは一生懸命に働いていた。

もちろん言うまでもなくテロ対策であーる。


ライトアップは9時15分、9時45分、10時15分の3回。
プー子たちは、9時15分の回に行った。
広場には、それなりに人が集まっていた。
ここで大聖堂を横から見るのであーる。




ライトアップショーが始まる前に、すでにライトアップされている大聖堂。


この日は朝から雨が降っていたけど、夕方には止んで、暑くも寒くないちょうどいい気温だった。





でろでろでろでろ




ついに始まった大聖堂のライトアップ。
きれい!!

大聖堂の歴史を語る部分から始まって、水の底とか森の中とか、鐘が鳴っているところとか、わかりやすいストーリーで、音楽もあって、あっという間だった。






終わってしまうと、夢から覚めたみたいだった。
賑やかなレストランでご飯を食べている人たちの音が聞こえてきて、今までのライトアップは嘘みたいだ。

ちょっと屋外で映画を見た気分ににていた。
はあー、大阪の中之島のライトアップもこんな感じなんじゃろうか。


ちなみにこのライトアップ、プー子は知らなかったけど、どうも7月から9月18日まで毎晩やっていたらしい。ストラスブール夏の観光の思い出にドウゾ。

2016-09-17

ボク、かぼちゃの罠にひっかかる

こんばんは、 ボクです。

つい3日前まで、ストラスブールでは最高気温30度ぐらいの暑い日が続いていたけれども、急にぐっと涼しくなって、このところは最高でも20度ちょっとです。

おかげでボクは、まだ夏が続いている気持ちでいたのが、
ちょっと裏切られた気分になった。





そして今日、決定的な出来事が起こった。
ボクは、かぼちゃの罠にひっかかったのだ。


先週ぐらいから、マルシェにかぼちゃが出回るようになっていた。
マルシェで見かけたときは、ボクは、ああ、かぼちゃだなと思っただけだった。
季節のものだからと思って、買ってもらって、今日、食べた。
チキンのかぼちゃ煮込みだった。

どろどろに煮込まれたかぼちゃを食べた瞬間、 ボクは罠に気づいた。
この味、シチューみたいな感じ... ああ!

かぼちゃを口に入れたが最後、もう夏は完全に終わってしまったのだ!
なんてこった!!

ボクはもう少し夏気分でいたかったのに、せめて残暑を味わいたかったのに
もっと山下達郎の「さよなら夏の日」を歌ったりして
ノスタルジーに浸りたかったのに、
これじゃあもう「夏の日の贈り物」だ!
人は街に戻り 山は秋の色よ
かぼちゃを食べてしまったからには、もう 夏は行ってしまった。
永遠にさようなら、2016年の夏...




葉っぱの色も変わってきちゃったよ

さようなら、夏。






子いわく、ボクは常夏の国に住みたい!


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ところで、今週末は、ストラスブールにダライ・ラマが来ている。おかげで町中が厳戒態勢だ。






エセル卿「プーちゃん、ダライ・ラマって何ですか」

プー「ダライ・ラマはね、エセル卿、宇宙開発機構の一種だよ」

エセル卿「ほう、宇宙開発機構ですか」

プー「そうさ、ダライ・ラマでは、宇宙をゆく船を作っている」

エセル卿「宇宙をゆく船!」

プー「ダライ・ラマ・ディグリーをとった人は、銀河のあいだを泳ぐことができるのさ」

エセル卿「銀河のあいだを泳ぐ!!!なんとスケールの大きな!」

プー「明日に架ける橋、なのさ」

プー&エセル卿「I will lay me down〜」