Are you realの出だしが、ユーミンの埠頭を渡る風に似ていると思っているプー子です。
プー子たちは、24時間を超える移動を経て、ストラスブールに到着した。
移動距離は1200キログラム、本当に、フランスは大きかった。
通った主な街は、
トゥールーズ〜モントーバン〜ブリーヴ・ラ・ガイヤルド〜クレルモン・フェラン〜ヴィシー〜ラパリス〜ディゴワン〜シャロン・シュー・サオヌ〜ドール〜ブザンソン〜ミュルー ズ〜コルマール〜ストラスブール!
途中通ったラパリスのお城。
1日目はシャロン・シュー・サオヌで
泊まった。
ストラスブールはフランス北東の国境沿いの街。
ライン川の向こうはドイツで、ラジオからもドイツ語が聞こえてくる。
プー子の好きなラジオクラシックも、音楽と音楽のあいだの説明はドイツ語で、
何を言っているのか、ほとんど判らない。
アルザス地方は、ドイツだったりフランスだったりフィンランドだったりした街で、
なんとなくだけど、ドイツにもフランスにも帰属している意識が薄い気がする。
アルザスはアルザス、って感じ。
そういえばプー子のお友達のシャルル・ミュンシュも、この街の出身だった。
彼が生まれたころは、ストラスブールはドイツ領だった。
途中からフランス領になって、シャルルもフランス人になった。
だからシャルルはドイツ音楽とフランス音楽が得意である。
プー子が好きなシャルルの演奏は、チャイコフスキーの弦楽セレナーデです。
アルザスは食べものがおいしい。アルザス独自のブランドがいっぱいある。
目下のプー子たちの楽しみは、アルザスの食べ物を食べつくすこと!
とりあえずスーパーで
目についたアルザス食品を買ってもらった。
左から、クッキー、パスタ、
ハム、パスタ。
ハムは、イタリアのモルタデッラみたいだけど、
もう少し味がしっかりしていて、おいしかった。
ビイルと相性抜群。後日、同じブランドのスモークソーセージも食べたけど
そっちもとても美味しかった。やっぱりビイルと相性抜群。
それから
アルザスでは、パスタさえ独自。
フランスの他の地方では、パスタは
イタリアから来たままの形で、
なんの進化もとげていない。
さすがアルザス。
これはもっちりしたパスタで、
クリーム系のソースとよく絡まった。
Grand'Mère(おばあちゃん)というブランド。
それから、お菓子!
このビスケットは少しシナモンが香って
とおってもおいしかった!
Oncle Hansi(アンジおじさん)というのは
この袋の絵を描いたイラストレーターに由来している
アルザスのお菓子を展開しているブランドらしい。
アルザスの郷土衣装は、女の人の頭上の
大きなリボンが特徴。
上のパスタのブランドのマークも、
このリボンをつけたお婆さん。
Oncle Hansiがおいしかったので、プー子たちは
早速このブランドの別のお菓子を買ってきた。
アルザス名物、クグロフであーる!
小さいサイズのクグロフ。
こないだお兄ちゃんが、普通のクグロフは
パンみたいな味だと言っていたので
「蜂蜜入りクグロフ」を買ってきた。
これで甘いはず。
パッケージには、HANSIのイラスト。
味は、
蜂蜜がたっぷり入った生地に
オレンジの花のエキスが練りこんであって
なんだかパンデピスみたい。
これはこれで美味しかった。
結構ガッシリとしたお菓子だったので、
小さいサイズを買ってよかった。
ブランド名にナントカおじさんとか、おばあちゃんとか
家族をイメージした言葉が多いのは、
うちはずっとアルザスでっせ!という意味なのかなあ
他にも、ナントカ家とか、ナントカ父さんのチーズとかあった。
これもやっぱり、アルザスはフランスでもドイツでもないってことじゃろか。
とにかくこれからもどんどん、プー子はアルザスの食べ物をご紹介していきます。