フランスは今日から夏時間なので、ボクは、今日、時計を早められた。
これで、朝が1時間暗くなって、夜が1時間明るくなる。
ボクは今日、シューベルトのピアノソナタを、心底いいと思った。
もちろん演奏は、ケンプー先生だ。
日本では今頃桜が見頃なんだろうか。
ボクとプー子ちゃんが、先週トゥールーズの日本庭園に行ったときは、
桜はまだ一分咲きもいかないぐらいだった。
トゥールーズ名物
太鼓橋〜
変な石灯籠がある。
周囲に全然馴染んでいなくて
宇宙船みたいだ
最近、フランスでは
昔の野菜が人気だ。
14世紀とかの 昔の人たちが食べていた野菜を、今また栽培して、食べるのだ。
アンシェンヌ・ヴァリエテ(古い種類)という。復刻野菜、といったところだ。
トマトのアンシェンヌ・ヴァリエテは、有名で、とてもおいしい。
緑や黄色やオレンジのトマトは、それぞれ風味が違っていて、 夏のごちそうだ。
中世に、戦争をしながら食べていたジャガイモもどきは、
スーパーでも、たまに見かける。
あまりおいしくなくて、腹持ちだけがとてもよかった。
それからこれもアンシェンヌ・ヴァリエテで田舎風の蕪というものも食べた。
普通の蕪よりも甘みがすくなくて、キャベツみたいな味だった。
ピエールおじさんは、最近、 古い種類の人参を買ってきた。
外が黒かったけど、皮を剥いたら中はいつもの人参の色だった。
ボクは、単なるカビなんじゃないかと思った。
そこでヒントを得て、ボクは、これでひとつビジネスをしようと思う。
アンシェンヌ・ヴァリエテといえば、おいしくなくても売れるようなので
ボクは本物のアンシェンヌ・ヴァリエテを持ってこよう。
つまり、芽が出たジャガイモとか、冷蔵庫でしなびかけた人参とかだ。
これこそ古い種類の野菜!
ボクはご自分のビジネスの才能が怖い。
コブシみたいな花、見頃です。