ボクです。
ボルドーで新学期が始まって、ボクはおいそがしい。
なんでお忙しいかというと、まず、小鳥に来てほしい。
新しいアパートにも
さっそく小鳥のエサを置いた。
だけどぜんぜん小鳥は来ない。
この近くに公園がないからだ。
ボクは、宣伝したほうがいいんじゃないかと思う。ビラでも配ったら効果的だろう。
プー子ちゃんは、相変わらず
小鳥に文字が読めるわけないじゃないというが、ボクは、試してみなければわからないと思う。もしかしたら日本語やフランス語は介さないかもしれないが、モールス信号は介するかもしれない。奥の手テレパシーもある。ボクはイタリア語のジェスチャアもお得意だ。
だけど、表立って反論すると怖いから、プー子ちゃんには直接言わない。
それから新しいアパートには
ネコが出る。
階段を上り下りするとき、
こいつがいると、
窓を開けて中にいれてくれと、うるさい。
廊下の窓は開かないのだと
いくら説明しても理解しない。
ネコはバカだと思う。
それからボクは、
カヌレを食べるのにお忙しい。
カヌレは、
いわずとしれたボルドー名物のお菓子だ。
ここバイヤドランでは、コーヒーを頼むと
小さなカヌレがついてくる。
これは、最近みつけた亀の子タワシ。
ビオのお店で売っていた。
材料は植物で、
日本製というだけで
売れ行きはいいらしい。
スパイスは、遠い国ジャポンへの憧れだ。
それから、
カンコンスには、ボクの大嫌いな
移動式遊園地がやってきている。
フランスの観覧車は、結構なスピードで
ぐるぐる回る。
一回のると、5周ぐらい降りてこれない。
ボクは、そんなにせわしない観覧車は御免だ。
公園の鴨は、
今年の春にたくさん子供ができて
それが順調に育ってきたところ。
色々ある、ボルドー2年目。
ボルドーに来てすぐの頃は、
トゥールーズが恋しかった。
ボルドーに来て数ヶ月経ってから、
トゥールーズと比較するのをやめた。
ボルドーとトゥールーズは
全然気質が違う街だ。比べられない。
だけども、そういうのを
ぜんぶひっくるめても、
ボクはやっぱりボルドーが好きになれない。
おいしいレストランはあるし、おいしいワインもあるし、街も綺麗だけど、
なんだか全部、上っ面だ。
トゥールーズの人たちの、人懐っこい感じ、ゆるーい雰囲気がなつかしい。
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