2013-04-15

ボクとこないだの日曜日

ボクです。












昨日、日曜日の朝、晴れていたので、
ボクは久しぶりにマルシェに行った。
見ていて目がかゆくなるような
柔らかい緑の葉っぱに光が当たって、とても気持ちよかった。
こういう緑は新緑というのだ、とボクはふと思い出した。




ここのマルシェは、毎週日曜日、大きな教会のぐるりに立つ。
大きくて活気があって、ビオ野菜も沢山売ってある。







そして、たぶんトゥールーズ市内で唯一、生きたまま動物を売っている一角がある。
ウサギとか鶏とか鳩とか、もちろん飼育用ではなくて、食用だ。
買うときに頼んだら、その場で屠殺してくれるらしい。
ボクは、そういうのを見たくないので、
この一角にはなるべく近寄らないようにしている。
うっかりその瞬間でも目撃したなら、ボクは失神してしまうだろう。
幸いなことに、今のところは見ずに済んでいる。
たまに鶏の横に置いてある新鮮な卵を買うときは、内心穏やかじゃない。

さて朝からどうしてマルシェに行ったかというと
この日曜日はエミリーのご両親のおうちにお呼ばれしていて
手みやげに苺でも買いたかったからです。
けれども気付いたら、買ったのは、うちの野菜、うちの蜂蜜、
シフォンケーキみたいな名前の人が書いた美術史の文庫本…
おみやげには、シャンペンをもう買ってありますから、それで済ますことにした。



雲ひとつない日曜日。











帰り道の公園も、とっても気持ちよかったです。
朝の清々しさは、ちょっとやそっとでは言い表せない気持ちよさがある。





池では、サギが何かを狙っていた。













そして昼から、Montesquieu!!!
トゥールーズから車で1時間ほど行ったところにある、村です。



桜の花が、満開をやや過ぎていた

今回は、何かのお祝いだったそうだけど
何だったかは忘れてしまった

お花見です


ちょっと風が吹くたびに、花吹雪だ

み、しらーぬまーちを
一人あるいたーらー
か、ぜはーそばーからー
花びらちらすー

アペリティフをお庭で頂いて
おいしいお昼ご飯はお家のなかで。






そしてお散歩!
ボクは歩くのは嫌なので、鞄のなかで揺られていたけれども
たいそう歩いたんじゃないだろうか


ちょっとした丘陵地帯で、
道々、ピレネー山脈が綺麗にみえた。

ピレネーってのは、
横にだだっぴろい
あれを超えるとスペインだ








ところどころ白く見えるのは
野生の桜だそうだ。







小さな恋のプー子ちゃん

丘路来て、なにやらゆかし すみれ草
(これは普通の菫)










歩きながら、 asperges sauvages野生のアスパラガス?というものを集めた。
エミリーのお母さんいわく、ちょっと苦いけど、
アク抜きしてサラダに入れるんだそうだ。
形だけアスパラガスに似ているのであって、本当にアスパラガスではない。

ミカちゃんは、うっかりortieという草に触って、指に軽い蕁麻疹ができていた。
日本語では、たぶんイラクサというのだな
世界的に有名な外科医であるボクは、そんなものは日にち薬だと言っておいた。



帰ってくるときには、
少し日が傾いていた。

といっても夕方7時でこんな感じです
夏時間になってから、日が長い

ああ本当に楽しかった、
モンテスキューの半日。

とても長閑で、のどかだった。

エミリーんちのネコ氏、桜の下を行く。

ありがとう、エミリーのご両親!
車で連れてってくれた
ジャニーヌにも太謝謝你了









ちなみにこちらが
例のアスパラガス。
たしかに苦いけど、おいしかった。
春の味なのだなあ







それから、エミリーのお母さんが、
violette de Toulouse(トゥールーズの菫)をくれた。









ボクは、トゥールーズという街が、
菫の街として売り出しているのは知っていたし、
トゥールーズの菫という言葉も知っていたけど
どうせそんなのは市民の樹とか白い恋人みたいなもんで、
まさかほんとうにトゥールーズの菫なるものがあるとは知らなかった。
トゥールーズの菫は、花びらが二重?なのです。

トゥールーズ4年目にして知った、驚愕の事実です。

ああー ほんとうに、いい日曜日だった。


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