2013-02-08

ボクと、チーズケーキが食べたくて仕方ない病

こんにちは、ボクです。
2月になって、もう立春も過ぎました。
暦の上ではもう春です。
生け花の生け方も変わります。

トゥールーズは少し暖かくなったあと、また寒くなった。
春はやってきたり遠ざかったりをしばらく繰り返したあと
気づいたらもう居座っているのだ。春はいつも突然やってくる。



ヒヤシンスのにおいが
部屋中に漂っています。





だけど本格的な春はまだまだです。


カメラに近寄りすぎてしまった図











先日、ボクたちは大変重い病気に罹った。
チーズケーキが食べたくて仕方ない病という病気で、
ボクたちは寝ても覚めてもチーズケーキのことしか考えられなかった。
ボクは、このままチーズケーキを食べずに過ごしたら
多かれ少なかれボクたちの幸せな日常が損なわれると確信した。
もしかしたら命の危険もあるかもしれない。
いやきっとあるだろう。
風立ちぬ、いざチーズケーキを食べめやも!

そういうわけで、ボクたちは先輩も誘ってチーズケーキを食べに行った。
これは立派な療養です。

フランスでは、チーズケーキはあんまりポピュラーじゃない。
レアチーズもベイクドチーズも、あまり見かけない。
たぶんチーズを山ほど食べている人たちだから
チーズケーキというのは邪道と考えているのかもしれない。
ニューヨーカーのボクとしては、なんとも心寂しいかぎりです。

でも幸いにもご近所のサロン土手がチーズケーキをやっているので、
今回はそこにいった。最近トゥールーズではやっている、英国風のカフェだ。
ショウウィンドウに並ぶケーキ
とにかくタルト系が多い。

あの黒い物体は、失敗作じゃないのか。
手前はクランブル。



だけどボクらはくじけないー 迷うのはいやだ、チーズケーキ!
すすめー 



ひょっこりひょうたん チーズケーキ
ひょっこりひょうたん チーズケーキ!

チーズケーキ自体はちょっとあっさりしすぎていて
ボクの好みではなかったけれど、でもまあ美味しかったです。
満足まんぞく
不治の病と思われていた重病も、奇跡的に癒えました。


ところがどっこい。この日のミカちゃんは
お財布を家に忘れたまま、サロン土手に来ていた模様。
運良く先輩が居たから、たてかえてもらえたものの、
もし他に誰もいなかったら、と思うとぞっとする。
きっとボクとプー子ちゃんは人質として、置いてきぼりにされたにちがいない。

家からサロン土手まで、歩いて往復20分弱。
もしこれが、ちょっと遠いサロン土手で、
往復5時間ぐらいかかるところだったら、と思うとさらにぞっとする。
ボクたちは夕ご飯の時間になっても、ひもじい思いをして、
待たなきゃいけなかったにちがいない。

もしこれが、テラス席しかないサロン土手だったら、
ボクたちは戸外で待たなければいけなかっただろう。
もしこれが、人食い鬼の経営するサロン土手だったら… ぎゃー!

チーズケーキ食べたくて仕方ない病はなおったけれども
次回からは、お財布係はもう少ししっかりしてもらいたいもんだ。

春来ぬと 目にはさやかに見えねども
チーズケーキの味にぞ おどろかれぬる   プー




ところでこちらは、少し前にもらった大家さんからのお手紙。読みにくい。

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