2012-07-18

ボクは外科医

ボクは、世界的に有名な外科医である。
今まで執刀したオペは星の数ほどある。
どれもこれも、厄介なオペラばかりだった。

今月あたま、ミカちゃんが指を切った。
ボクは、応急処置を求められたけれども
見るからに血がドクドク出ていたので
ボクのお洋服に染みが出来ちゃあいけないと思って
近所のお医者さんに行くように勧めた。
さいわい、切って面倒なものは切っていなかったらしい。
(痛そうな話なので、
のんびりしたコッツウォルズの朝の写真をお届けします)








ところがその近所のお医者さんの処置が悪かった。
数日経って、傷口が熱をもちだしたらしい。
ボクは、化膿してるのかと訊かれたけれども
怪我をしたのはボクじゃないから、わからなかったので
(比較的)信頼できる魔女先生に診てもらうように勧めた。









魔女先生に診てもらってから、ぐんぐん快方に向かっていった



指を切ってから2週間ほど経って、
肉はもう大分くっついたらしいけれど
皮は相変わらず開いたまんまだそうだ。
こういう場合はテープを巻かない方が治りが早いのかと
ボクはまたまた訊かれたけれども、もうだんだん
答えるのも面倒くさくなってきたので
ボクは心臓外科医です、と言っておいた。
これでしばらくは安泰だ。
大体、そんなものはもう放っておいたら
遅かれ早かれ治るのだ。


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エミリーが、少し前に日本で買ってきたという
暮しの手帖を貸してくれた。
もしかしたら、外科処置のいろはが書いてあるかもしれない。

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