6月の中ごろ、プー子たちはモロッコを旅した。
モロッコといっても、いたのはほとんどマラケシュ。
南の方の古い街で、壁が赤い土でできているから、赤い街と呼ばれている。アトラス山脈がすぐ近くにあって、そのむこうはサハラ砂漠だから、とっても暑くて乾燥していた。お肌のお手入れが大変だったけど、プー子は若くてぴちぴちしているから、持ちこたえた。
マラケシュってのは不思議な街で、旧市街は迷路みたい。行った道を戻るのも難しい。日差しがとってもキツいから、狭い路地にはゴザみたいな屋根がある。
車もロバも馬も働いていた。働いていないのは、観光客とモロッコの男性ぐらい?
マラケシュでは、もう亡くなっちゃったけど、プー子のお友達のイヴ・サン・ローランのお庭に行ったり
アトラスの渓谷に行ったり
ザ・モロッコ!て感じの古い宮殿に行ったりした。
もちろんミントティーも沢山飲んだ。とっても甘いの。
だけどプー子、マラケシュにいた間は、少なからず胸が痛んだ。
街中には親切に見せかけてぼったくろうとする人が多くて、客引きがとてもひどかったし、観光客はかたまって歩いて、すごく失礼な目でじろじろ見てるし。同じ街なのに、全く違う人たちの全く違う世界があって、悲しかった。
でもそれは昼間のはなし。
夜になるとすごいのよ。フナ広場という大きな広場があるんだけど、ここに屋台が沢山出る。わいわいがやがや、とっても陽気で賑やか、もう観光客もへったくれもない。たぶん。
なんでもかんでも行き来しちゃう広場で、プー子、踊るヘビもみたわ。しかも信号が一個もないの!カオス!プー子も走った!ノーヘルでバイク二人乗りしちゃった!ひゅーほー!
これはジンセンっていう生姜のあまーい飲み物と、これまたあまーいモロッコのお菓子。
なかなか難しい国だと思ったけど、やっぱり楽しかったわあ
中には、ほんとうに親切にしてくれた人もいたし、そういう心温まるの、プー子好きだわ。いわゆるプー子の家族に乾杯、よ。
あーあ、しばらくはいいけど、またいつかそのうち行きたいな。今度はフェズに行きたいわ。
おまけ。これはイブサンのお家のジュース。とってもおいしかった。
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