こないだの水曜日、今年のドイツ語講座が終わった。
今年のドイツ語講座は本当に難しかったけど
プー子は、日本に行ったとき以外はすべて出席した。
授業が難しいので、自分で文法練習帳を買って、練習した。
今では、人称代名詞も、形容詞の活用も、ひととおり頭に入っている。
Ein schönes Mädchen gibt ihrem netten Brüder eine faule Katze!
でも聞き取る方がまだまだ難しいので、来年は何年生に登録したもんじゃろうのう。
(今年のプー子は、3年生のレベルなのに、4年生レベルの授業を受けていた)
とにかく夏の間も、忘れないようにwill ich üben täglich!
そしてこの週末は、ナンシーに息抜き旅行に行った。
ナンシーは、ロレーヌ地方の都市です。
プー子の住んでいるストラスブールは、アルザス地方の都市です。
アルザス地方とロレーヌ地方は歴史的にも一緒くたに扱われ、
最近の地方行政区域改編では、ついに同じ地域にされてしまったけど、
住んでいる人に言わせると、もう全然違うらしい。
プー子は一度、間違ってストラスブールの友達に、
「ナンシーってアルザスなの」と
訊いてしまったことがある。するとそのお友達は、
「何を言ってるんだい、プー子ちゃん!それは、東京は中国にあるのと
訊くぐらい馬鹿げた質問だよ!」とひどく憤っていらっさった。
そういうわけで、ナンシーがどのぐらいストラスブールと違うのか、探訪しまーす
ここは、ナンシーの一番有名な観光地、スタニスラスキ広場です。ユネスコの世界遺産に登録されているそうです。
広場には雰囲気のいいカフェがたくさん
あそこに見えるのが、スタニスラスキさんです。高いところに立っていらっさって、全然お動きにならなかった。
お芝居の練習をしているのかと思ったけど、スタニスラフスキーさんとは別人でーす。
広場の四隅には、キンキラキンの噴水!
なんかちょっと、白い石の建物が、ボルドーみたいです。でも、ボルドーよりもナンシーの方が綺麗!
広場に面したArc Héréでーす。
詳しくはウィキペディアをご覧くださーい
Arc Héréの反対側から
スタニスラス広場を見たところ。
壁に細かい彫刻があるの、わかりますか?何がすごいって、この彫刻が全然黒ずんでいないのです!綺麗に手入れされていて、びっくりー。
それから、ナンシーは街中に緑が多い事でも有名です。みなさん、初夏の夕べを芝生に寝転がって、思い思いに過ごしていらっさった。
Ein wunderschönes Mädchen!
ストラスブールとは、建物の趣が全然違う。ストラスブールに木組みの家や屋根の歪んだ家はあっても、こんな白い石の家はない。
何より、通りの端から端まで同じスタイルの建物がずらりと並ぶなんてことがない。
広場はちょっとヴェルサイユ宮殿みたいじゃった。
晩御飯に、何かおうちで食べられない美味しいものが食べたいなあと思って
le Rajasthan というインド料理屋さんにいった。
これが大当たりで、とおってもおいしかった。
インド人のご家族がやってらっさった。
奥さんが給仕をされて、旦那さんがキッチンにいらっさって、
子供達が店内で宿題をしていた。プー子はテラスで食べた。
スパイスたっぷりの本格メニューと、スパイス控えめメニューがあったので、
プー子は迷わず本格メニューをお願いした。
初夏の夕方、飛び交うツバメの声を聞きながら、
インドビールをテラスで飲む... ああ極楽。
タンドリーチキンも、マサラも、スパイスの奏でるeine elegante Harmonie
ああ 美味しかった。
また食べたい... インドに行きたい...
これからプー子は、ナンシーといえばインド料理を思い出すでしょう。
量が多くて全部食べられなかった。すると残りはお持ち帰りしてもいいですよとおっさってくださった。そういうわけで、朝もマサラを食べました。
Am Morgen habe ich noch Masala gegessen. Es hat immer gut geschmeckt.
Das wunderschöne Mädchen liebt gute indienische Speise!
それからそれから、忘れてはいけないお菓子!
おうちでお留守番をしているお兄ちゃんとも、ナンシー菓子を買って帰るとversrpechenしたのだ。Das wunderschöne Mädchen haltet Versprechen!
ナンシー駅の近くに有名なお菓子屋さんがあると聞いたので、そこで買うことにした。
こちらは、ロレーヌ地方の果物、ミラベルの形をしたアーモンド生地のお菓子です。中にはミラベルのリキュールが入っている。一口で食べられてしまうほど可愛くて、これがなんとも美味でござる。
アーモンド生地がほろほろっと割れた中から、結構大量のリキュールが溢れ出る。ちなみに葉っぱは布です。食べられません(お兄ちゃんが実験済み)。
それからナンシーといえば、ババオラム。今やフランス全土で食べられるこのお菓子は、ナンシー発祥だそうです。
ビスケットを甘いラム酒の中に浸して作る。かなり長く浸けておくので、食べるころにはビスケットはスポンジみたいになっていて、そこからジュワッとラム酒が溢れ出るというわけ。アルコール度数は12度だそうです。
他にも、ベルガモットの飴、ナンシーのマカロンなどを食べた。
プー子は、ミラベル菓子が特に気に入ったなあ
そんなわけで、一泊二日のナンシーの旅でした。
結論としては、ナンシーは、インド料理が美味しくて、アルコール度数の高いお菓子が多かったです。 Das wunderschöne Mädchen mag reisen!