こんばんは、ボクです。
きのうは5月1日で、メーデーだった。
フランスでは、この日は、クリスマスと同じぐらい、たくさんの店が閉まる。
トラムもバスも動かなかった。
ボクんちはトラムの沿線なので、きのうは1日静かだろうと思っていた。
ところが、朝、コンコンコンコンという音がするので、目が覚めた。
定期的に鳴っていて、結構やかましかった。
小動物の動く音だと、ボクは、直感的におわかりになった。
もしかしたらネズミかもしれない…どうしよう こわいなあ いやだなあ
と思っていたら、なんと、
窓の外で、シジュウカラがひまわりの種を割っている音だった!!
ボクんちは、去年の秋口からずっと、小鳥の餌を置いている。
けれどもずーっと小鳥は来なかった。ボクは、諦めていた。
今日は5月1日で、メーデーで、うるさいトラムがいないから、やってきたのだ!
ボクの小さなお胸は感動でいっぱいになった。
メーデーばんざい。
メーデーが終わった今日も、小鳥が続けてやってきていたので
今後も続けて来て欲しいと思う。
今日のよる
ズッキーニのお寿司を食べた。
おいしかったけど、
鮨米がちょっと硬かった。
今日はミカちゃんとピエールおじさんが、アルカションに行って、
その帰りに、アルカションの近くにある鳥の楽園に寄るといっていたので、
ボクも鳥の楽園なるものを見てみたいと思って、同行した。
アルカションまで、旧フランス国鉄のSNCFで行く予定だった。
ところがどっこい、今朝、駅についてみると
駅が工事中なので、途中の駅までバスで行けという表示があった。
買った切符をよく見ると、たしかに
途中までバス、途中から電車、と書いてあった。
つまりバスと電車の切符だったのだ!
普通ならアルカションまで1時間で行けるはずなのに
乗り換えのせいで、1時間半かかることになった。
やれやれ
びっくりしたことに、ボクたちの乗ったバスは
高速道路を通らずに、下道をひたすら走り続けた。
アルカションまでは高速道路があって
それを使えば、通常の所要時間の1時間でアルカションまで行けるはずなのに
なぜわざわざ時間のかかる下道を通るのか、ボクには理解ができない。
バスは、くさかった。
さらにびっくりしたことに、ピエールおじさんに聞いたら
このバスと電車の切符は、通常料金と同じ値段だという。
より疲れて、より時間のかかる手段を取らされているのに!
ボクは、これはいい商売だと思った。
切符には、一等席と二等席の区別があったけど
バスの中はぜんぶ同じ席で、なんの区別もなかった。
ボクは、これは商売になると思った。
やっとの思いでたどり着いた
アルカションは、雨だった。
ひたすら、雨。
それで、ピエールおじさんの
おじいさんとおばあさんのおうちで
ご飯だけ食べて、
鳥の楽園は次回ということになった。
ボクは少しかなしかったけど、
バスは御免だし、うちにはもう
小鳥が来てくれているので、
まあいいやと思った。
帰り道のバスは、なぜか高速を通ったので、わりと早かった。
けれどもボルドー駅まで送り届けてくれるはずが、その少し手前で降ろされて
ミカちゃんはブーブー言っていた。
ボクは、やっぱりこれは何かの商売になると思った。