ボクたちは、Gimontの街にいった。
トゥールーズから電車で西に1時間ほど
美食の有名な街で、ピエールおじさんの生まれ故郷らしい。
こうやって大人数で行動するときは、誰かリーダーを決めておいたほうがいい。
それで、ボクが満場一致でリーダーになった。隊長プーだ。
あとから起きてきたプー子ちゃんは、聞いていないといっていたけれど
これは政治の定石であって、大事なことは当事者の居ないところで決まるのだ。
ボクは、兄として、プー子ちゃんに大切なことを教えた。
それでGimontの街ですが、Gersという地方にある。
この地方の人は、ジェースと発音する。標準フランス語では、ジェー。
とにかく有名なのは、鴨とかフォアグラ、ワインなどで、
フランス南西部の料理の代表選手が集まっている。
Comtesse du Barryという、フランスで有名な高級お惣菜屋さんの発祥の地でもあるらしい。とにかくGimontといえば、美食の街。
街中の教会。
ヨオロッパでは、どんなに小さな村でも
必ず中心に教会がある。
日曜の朝には
家禽類のマルシェが立つ
ボクは、美味しい鴨を食べられるのを楽しみにしておられた。
けれどもGimontに行くには、トゥールーズを出る電車が早朝か12時半しかない。
仕方がないので12時半に乗って、Gimontに着いたら13時半。
駅から街中まで歩いて30分ぐらい。
駅で、地元におじさんに道を訊いたら、
プーちゃん車で乗せてってあげようかい?と言われた。
ボクはぶらぶら歩きたかったので断ったけれども
ずいぶん親切な人たちだなあと思った。
ところが、これが誤算だった。
なにしろ小さな小さな街なので、
街中についたころには、ただでさえ数少ないレストランが、
軒並み14時前に店を閉め出した。
広場にあるカフェは、もう料理がないという。
町外れのホテルのレストランは、もうやる気がなくなっちゃった、という。
まさか美食の街で、食いっ逸れるとは!!!
なんてこった!
けれども本当に幸いなことに、ひとつだけ、パン屋さんが開いていた…
それで、ボクたちのお昼ご飯は、鶏のサンドイッチ…
どこにでもあるメニューだけど、これがびっくりするほど美味しかったです。
パン屋さんのレベルも高い、Gimont.
ボクは、だけどやっぱり、鴨が食べたかった。
町外れの湖
この日はどこにいっても
小鳥のさえずりが賑やかだった。
この鴨たちも、
食べられるのかなあ…
帰ってきて日曜日は、トゥールーズで鴨を食べました。
Gimontで見つけた
手作りの看板。
Tapissierというのは
家具の布ばりをする店です。
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