今日は二つ更新しますよ出血大サービス、隊長プーです。
先週の日曜日は、St.Gaudensに行った。
この辺の人は、サンゴーダンスと発音する
(標準フランス語の発音なら、サンゴーダン)。
ピエールおじさんのご両親が、
今いい季節だからプーちゃんもおいで、とご招待くだすった。
ボクにとって、St.Gaudensは
去年のノエル以来2回目です。
おじさんのご両親のおうちからは、ピレネー山脈がよく見える。
去年の冬に来たとき、遠い山は白く見えて、近い山は青く見えた。
今は春なので、遠い山は青く見えて、近い山は緑に見える。
夏になると、近い山はショッキングピンクに見えるらしい。
去年の冬の写真
今年の春の写真
今回はボクたちは二回目ということで、
山の方まで観光案内してもらった。
行ったのは、St.Bertrand de Commingesという街。
12〜13世紀に建てられた、ロマネスク・ゴシックの大聖堂が有名です。
インターネットで拾った綺麗な画像は、こんな感じ。
小高い丘の上に大聖堂があって、
大聖堂の塔のうえに小さな木の家があるように見えるのが特徴的だ。
ボクたちが行ったときは、曇りでした。
大聖堂のなかで、誰かがオルガンを練習していた。
先輩かな。
St.Gaudensに行くまえに、Gimontに行っていたので、
ピエールおじさんとおじさんの家族は、昔住んでいたGimontの街の話で大盛り上がり。
ミカちゃんも、Gimontの話に入っていってしまった。
ボクたちはつまんない…
でもこういのはきっと、日本でも同じだな。
ボクの観察によると、
人間というものは大きくなればなるほど、家族と昔話をしたがるもんだ。
日本でだって、ボクたちはお婆ちゃんのお家に行くたびに
たくさんトシヒコちゃんの話を聞かされたけど
ボクはトシヒコちゃんに会ったことさえないもんな。
どこの道にあったなんとか歯科医院が今は何になっているという話を
あたかもこの世の一大事のように話して盛り上がるのだ。
実にしょうもない話で盛り上がれるのが、人間の大人というものなのかもしれない。
かくれんぼうをするプー族
あくる日曜のお昼には、隣町のガレージセールに連れて行ってもらった。
骨董品からがらくた品まで色々。
スペイン語訛の人が多かった。ジプシーの人たちもいた。
アールデコ調の家具にまじって、
不思議なトーテムポールみたいなキリスト?の像があったけど、
写真を撮るのを忘れてしまいました。
日曜のお昼は、
フランスの家族にとって大切な食事だ。
少なくとも一昔前はそうだったらしい。
家族がテーブルを囲んで、
ゆっくり時間をかけて、食べて話す。
量も半端ない。
食前酒(ラムとシロップのカクテル)とオリーブから始まって
前菜がメロンで、
おじさんのお母さんお手製のパエリアに、
ピレネーのチーズが沢山、
さらにおじさんのお父さんお手製の
チョコレートケーキを頂いて、
苺まで。むふふ
このあいだにワインが何本かと、シードルの瓶が空いた。
よくやるなあ、フランス人。でもどれも美味しかったので、
ボクは全部食べて、晩になってもお腹がへらなかった。
腹ごなしに
散歩していたら、
綺麗な黒い馬に出会った。
羊が見える。
プー子ちゃんは見えない。
とにかく小さな花が多かったです。
これは白い花だけど、他にも
黄色とか紫とか、
たまにコクリコの赤が際立っていた。
フランスの緑は、日本に比べて
淡いとボクは思う。
実はSt.Gaudensの丘のうえで、プー子ちゃんが新作映画を撮っていたのだけど
技術的な問題が生じまして、このブログで公開できませんから、
この映画は来年のカンヌ映画祭まで撮っておくことにする。
素敵な滞在をありがとう、ピエールおじさんのご両親と、お兄さん。
と、お兄さんの猟犬。
2013年5月吉日 隊長プー
追記
St.Bertrand des Commingesのオルガンはちょっと変わっている。
彫刻がとても綺麗なのだけど、教会の一隅にへばりついている感じ。
教会内の写真は撮れないので、サイトのリンクを貼っておく→
こちら
ここで録音されたコンサートも、少しだけ聴けます。